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地球温暖化の原因と環境問題記事4
食品循環資源の再生利用等の促進
平成19年7月25日に環境大臣が諮問した「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針等の改定について」は、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会食品リサイクル専門委員会及び食料・農業・農村政策審議会食品産業部会食品リサイクル小委員会との合同会合により、平成19年9月10日に取りまとめ(案)が作成され、また、同取りまとめ(案)について、パブリックコメントを平成19年9月26日から10月25日(政令案部分)及び9月28日から10月27日(省令等案部分)まで実施した。
この程、パブリックコメントの結果も踏まえ、平成19年11月9日 中央環境審議会会長から環境大臣に答申が行われた。
食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針の改定については、(1)再生利用等の優先順位を、①発生抑制、②再生利用、③熱回収、④減量の順とし、再生利用の手法の中で、飼料自給率向上にも寄与する飼料化を第一に優先することを食品循環資源の再生利用等の促進の基本的は方向とすること、(2)平成24年度までの再生利用等の実施率目標値を食品製造業で85%、食品卸売業で70%、食品小売業で45%、外食産業では40%とすること、等が盛り込まれた。
また、食品循環資源の再生利用の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき事項については、実施すべき量に関する目標を達成するため、個々の事業者ごとに、毎年度、基準となる再生利用等実施率の目標値を設定した。
環境省においては、本答申を踏まえ、農林水産省と共同で、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律施行令等の改正等を検討し、必要な措置を講じていく予定です。
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06年度の日本の温室効果ガス総排出量速報値を公表
環境省は、06年度の日本の温室効果ガス総排出量速報値を、二酸化炭素換算で13億4,100万トンと発表した。
この数値は、京都議定書の基準年である1990年度の総排出量12億6,100万トンを6.4%(約8,000万トン)上回った。
05年度との比較では約1,800万トン(1.3%)の減を示している。
05年度からの減少要因としては、エネルギー起源二酸化炭素について家庭部門、業務その他部門、運輸部門などからの排出量が減少したことなどが挙げられている。
また、06年度の原発利用率は69.9%だったが、計画どおり利用率が84.2%だった場合には、総排出量は基準年比3.3%増だったという(注1)。
なお、総排出量のうち、エネルギー起源二酸化炭素の総計は12億7,500万トン、その部門別排出量は、産業部門が90年度比5.6%減の4億5,500万トン、運輸部門が同17.0%増の2億5,400万トン、オフィスビルなどの民生業務・その他部門が同41.7%増の2億3,300万トン、民生家庭部門が同30.4%増の1億6,600万トン、発電所などのエネルギー転換部門が11.3%増の7,550万トンだったとされ、産業以外の各部門とも排出量増加を記録していた。
(注1)05年の原発利用率も71.9%と低く、計画どおりの利用率だった場合には総排出量が基準年比5.4%増だっだことが見込まれている。このため、05年度と06年度がともに計画どおりの利用率だった場合には、06年度の総排出量は05年度より2.1%減となっていた計算
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釧路湿原、霞ヶ浦の自然再生実施計画・全体構想を検討
北海道森林管理局長、国土交通省霞ヶ浦河川事務所より、国土交通省と農林水産省て、自然再生全体構想の写し並びに自然再生事業実施計画の送付があったので、平成19年11月12日に自然再生専門家会議を開催されることになった。
自然再生推進法では、自然再生事業の実施者が自然再生事業実施計画を作成したときはただちに、主務大臣と事業対象区域の都道府県知事に、自然再生事業実施計画とその全体構想の写しを送付しなければならないことになっている。
釧路湿原は日本最大の湿原であり、タンチョウをはじめとする貴重な野生動植物の宝庫だが、近年、宅地開発や農地造成、河川の直線化、森林伐採などに伴う土砂や栄養塩類の流入などにより、湿原面積の減少など、急速な変化が指摘されている。
また、浚渫土仮置きヤード跡では既存堤防により陸と水との連続性を遮断されているため、湖岸堤防設置前の湖岸の形状や湖岸から陸域への連続性が失われている状況にある。このような現状は、多様な動植物が生育生息する場としては課題の残る湖岸構造であることが指摘されている。
今回の自然再生全体構想は、釧路湿原の北側に位置するシラルトロ沼流域上流部の雷別地区国有林293林班を中心とした区域の森林の水土保全機能を高めるため、トドマツ林の気象害跡地で笹地となっている箇所を対象に森林再生を行う。
また、霞ヶ浦では、(1)治水上必要な施設を設け、既存堤防を一部開削することにより、浅水域、静水域、深場を持つ湾入部などの湖岸環境を整備する、(2)湖岸帯の既存植、ヤードに残された湿地帯は可能な限り保全する、(3)複雑な湖岸線を持つ浅水域、静水域、浅場等を形成して、多様な生物の生息環境を再生させる--の3事業。
なお、自然再生専門家会議は、国土交通省、農林水産省、環境省など関係機関が自然再生事業推進を図るための連絡調整を行う「自然再生推進会議」への提言機関。委員は、自然環境の専門家から、環境大臣、農林水産大臣、国土交通大臣が共同で委嘱している。
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19年版こども環境白書
環境省による環境白書の内容をわかりやすく要約した冊子「平成19年版こども環境白書」が完成し、全国の小中学校、都道府県及び市区町村の教育委員会等に配布されることになった。
「19年版こども環境白書」では、テレビ東京系列で毎週水曜日午前7:30~8:00に放送されている「のりスタは~い!」のキャラクターである「ボブとはたらくブーブーズ」を使い、19年版環境白書の総説のテーマである「進行する地球温暖化と対策技術」の内容や、現在のさまざまな環境問題とその対策について、わかりやすく解説している。
また、学習の参考になるホームページアドレス・問い合わせ先なども掲載されている。 (株)セルコ(電話番号:03-3406-1724)から実費(1部150円、税込み、送料別)で販売されるほか、19年11月下旬頃、環境省の子ども環境白書のページに内容が掲載される予定。掲載後はこのページからのダウンロードも可能になる。
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新たに3社が名乗り 「1人1日1kgのCO2削減」応援キャンペーン
政府が進める温暖化防止のための国民運動「チーム・マイナス6%」事務局が募集を始めた、「1人1日1kgのCO2削減」応援キャンペーンの協賛企業に、新たに3社が平成19年11月6日までに参加を申し出た。
このキャンペーンは、国民運動「1人1日1kgのCO2削減」の一環として実施されるもので、多くの一般市民に参加を促すため、「チーム・マイナス6%」内特設サイトで、温暖化防止の取組みへの「私のチャレンジ宣言」を行った人に対し、協賛企業が商品の割引、ポイント還元率アップなどのサービスを行うとしている。
今回協賛企業への参加を申し出た3社は、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社JR東日本リテールネット、株式会社ミスターマックス
このうち、株式会社ミスターマックスの取り組みは、指定の電球型蛍光灯及び省エネテーブルタップを購入する際に「私のチャレンジ宣言カード」又は携帯電話宣言画面を提示すると6%割引で販売するというもの。
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リサイクルトナーは地球環境を考えるきっかけにも
リサイクルトナーが今や多くのオフィスで使われ始めました。理由としては、経費削減に取り組んでいる会社が多い中で、リサイクルトナーを使用することによって、トナー代にかかっていた経費が大幅に削減できるとともに、これまでは、使い捨てのように廃棄処分されていたトナーケースを何度も再利用することによって、石油使用や二酸化炭素の排出削減など地球温暖化対策としても地球環境に優しい取組になるからです。
環境にいいリサイクルトナーで経費も削減
リサイクルトナーがリサイクルされる工程としては、リサイクル会社に送られてきた使用済みのトナーカートリッジを(1)工場で完全に分解して、(2)クリーニングを行い、(3)磨耗部品があれば交換して、(4)最終的にテスト印字を行うという工程を経て製品化されています。このリサイクルトナーは、空になった使用済のトナーカートリッジにトナーを充填して再利用するので、新品トナーカートリッジの購入に比べて、最大で7割以上も経費を縮小することができます。しかも、リサイクルトナーは、何度も再利用が可能なのでオフィスの必要経費を大幅に削減できます。
リサイクルトナーと地球環境
これまでゴミとして廃棄され焼却されていた空になった使用済トナーカートリッジを再び利用することで、ゴミや二酸化炭素の発生を抑えるだけでなく、再利用できなくなった部材についても効率的に再資源化されています。ゴミを減らし、限りある資源を有効活用するリサイクルトナーは、地球環境にとてもやさしいシステムといえます。
リサイクルトナーは新品に勝るとも劣らない
リサイクルトナーが初めて登場した時代には時として粗悪なものもありましたが、現在ではそのようなものは全くなく、印字テストにおいても新品のトナーと比べて遜色のないトナーになっています。また、リサイクルトナーはキャノン、エプソン、リコー、ブラザー、NEC、富士通、ゼロックスといった各コピー機やプリンターメーカー等のトナーにも対応しています。
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CO2排出低減建設機械に対する融資開始
国土交通省では、平成19年11月2日から省エネルギー機構を搭載することで、CO2の排出低減が図られている建設機械の普及を目的として、国土交通省が認定した建設機械を取得する場合に低金利で融資が受けられる支援措置を開始しする。
認定の要件については、「CO2排出低減に資する低燃費型建設機械の指定に関する規程」を定め、この規程に基づき建設機械の型式認定を実施。
融資するのは、(1)中小企業金融公庫(2)国民生活金融公庫--の2つの金融機関、資金名は、「環境・エネルギー対策資金」で、資本金3億円以下または従業員300人以下の中小企業者(リースレンタル事業者は資本金5千万円以下又は従業員100人以下)が対象、貸付利率は、各金融機関が実施する特別貸付制度の「特別利率」が適用される。
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国際熱帯木材機関理事会が横浜で開催
2007年11月5日から10日にかけ、横浜市のみなとみらいパシフィコ横浜で第43回国際熱帯木材機関(ITTO)理事会が開催される。
ITTOは熱帯林保有国の環境保全と熱帯木材貿易の促進を両立させることによって、熱帯林を持つ開発途上国の経済的発展に寄与することを目的とした機関で、持続可能な森林経営に関する政策立案活動と造林・森林経営、林地復旧、人材養成などの具体的なプロジェクト活動を行っている。
今回の理事会には、国際熱帯木材機関(ITTO)加盟国60ヶ国、日本から宇野治外務大臣政務官(オープニング・ステートメント)、林野庁、外務省、環境省担当官及びITTO本部のホスト市である中田宏横浜市長が出席の見込み。
議題としては、(1)2006年の国際熱帯木材協定(注)の発効準備の状況、(2)2008-2013年行動計画の策定、(3)国連気候変動枠組条約における森林に関する議論の報告、(4)支援プロジェクトの審議・承認--などが予定されている。【林野庁】
(注)熱帯木材に関する国際商品協定。他の商品協定と異なり、価格規制枠組みや市場介入政策を伴わず、木材の貿易と保全の両方に重点を置く。97年に発効した現在の「94年協定」の有効期間が06年12月までとなっていたため、新たな「06年国際熱帯木材協定」発効のための準備が進められている。06年協定が発効するまでの間は、94年協定を延長することが06年11月開催のITTO第41回理事会で決定されている。
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化学物質ファクトシート―2006年度版―
PRTR法の対象となっている有害化学物質の性質を一般向けにわかりやすく解説した環境省の「化学物質ファクトシート」2006年度版が07年11月1日までに完成した。
ファクトシート06年版は、05年度版に収録していた159物質の更新情報に加え、新たに50物質の情報を追加掲載。
各物質について、物質名、別名、PRTR政令番号、CAS番号、構造式など化学物質としての基本情報を記載するとともに、各物質の用途、排出量の動向、環境中での動き、人の健康への影響度、他の生物への影響度--をわかりやすい言葉で説明。また、性状、排出量・移動量などのPRTRデータ、環境中の濃度データ、PRTR対象選定理由、適用法令などの情報も掲載している。
閲覧は環境省リスクコミュニケーションのページ内から可能であるほか、現在冊子版を希望者に無料配布している。
冊子版入手希望者は、希望部数に応じた金額の切手を貼ったA5版冊子が入る返信封筒宛名面に、送付先住所と名前、「化学物質ファクトシート○部希望」、「冊子小包」と記入し、封筒右端に1~2センチの切り込みを入れた上で、普通サイズの封筒に折
って入れ、環境省環境保健部環境安全課リスクコミュニケーション担当(〒100-8975東京都千代田区霞ヶ関1-2-2)まで郵送で申し込むことが必要
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政府公用車向けE3(バイオエタノール3%混合ガソリン)の供給
環境省は、政府公用車向けE3(バイオエタノール3%混合ガソリン)の供給を平成19年11月9日から新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)のE3供給設備で開始する。
今回の事業は、バイオエタノール3%混合ガソリン(E3)を製造し、関西圏・関東圏で自動車用燃料として販売(注1)。生産・流通各段階での品質管理手法や、E3の社会的受容性の検証などを行うことを目的として環境省が実施している「エコ燃料実用化地域システム実証事業」の一環として行われるもの。
植物バイオマスの燃焼時に放出されるCO2は、光合成により大気中から吸収したCO2の再放出であり大気中のCO2を増加させないと京都議定書で位置づけられているため、バイオエタノールをガソリンに混合することにより、自動車から排出されるCO2の削減効果が期待できる。日本の京都議定書目標達成計画では、22年度に原油換算50万キロリットルのバイオマス由来燃料の導入を見込んでいる。
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