01地球温暖化による異変
聞こえませんか 地球温暖化による地球の叫び
上昇する気温 温かくなる海水 解けてゆく氷河 上昇する海面
頻発する森林火災 長引く異常干ばつ 縮小する湖 枯れる渓流
増える降水量 早まる春の訪れ 長引く真夏日 緩む冬の寒さ
白化が進むサンゴ礁 侵食が進む海岸線 海に沈んでしまう島
早く咲きたがる花 移り変わる動物の生息地 時期を忘れた渡り鳥
・・・・・私たちの地球は・・・・・これから・・・・・地球温暖化で・・・・・
守りませんか 地球環境
現代は、度重なる集中豪雨の発生や台風の上陸、真夏日の連続記録の更新など日本列島はもちろんのこと、世界的に見ても異常な気象状況が続いています。
これらは、地球温暖化が原因だと考えられていますが、未来の子供たちや動植物のためにも、確実に、この美しい住み心地のよい地球環境を引き継いでいきたいものです。
そのためには、とても小さな一歩かもしれませんが、今を生きている私たち一人一人が環境にやさしい取り組みを進めることが必要です。
温室効果ガスのうち、その75%もの大きな割合を占めているのは水蒸気ですが、人為的に排出されているガスのうち、大きく増加し続けているのは、二酸化炭素です。中でも石炭や石油といった化石資源を燃焼させる時に発生するCO2が大きな問題となっています。
現在、「地球環境の保全に寄与するもの」として数多くの商品が販売されていますが、中には、
二酸化炭素排出量を増大させるなど、全く逆行するものが存在しているのも事実です。
エコワンネットでは、巷にあふれる家庭用エコ商品が、果たして実際に地球温暖化の防止に役立っているのか、あるいは、地球環境に良いのかといったことを検証しながら、本当に地球環境にやさしい生活とは何なのかを皆様と一緒に考えていきたいと思っております。
地球温暖化の影響で棲家を変える動植物
動物や植物は、それぞれ自らの生態に適した地域に生息していますが、地球温暖化が進んでいくと北半球では、さらに北又は高地に移動しなければ生きていくことできなくなります。
樹木が種子を飛ばして分布を広げる速度は、40m/年から最高でも約2km/年といわれており、温暖化によって1.5~5.5km/年で移動する気候帯にはとても追いつくことができません。また、高山植物なども、地球温暖化の影響で下から徐々に生息域を高めてくる植物との生存競争を強いられています。
地球温暖化の影響が南極でも
地球温暖化は、自力で動ける動物にとっても、山岳や海峡などの地形や、都市や道路などの人工物が移動の障壁となります。このため、分布限界に位置する種や高山などに孤立して存在する種などは、行き場を失い絶滅するおそれがあります。
南極圏外の島々では、海とコロニーの間を行き来してオキアミを運ぶアデリーペンギンが生息していますが、この30年間で、つがいが3万2千組から1万1千組に急減し、以前の3分の1までになりました。地球温暖化の影響で、このアデリーペンギンが減る代わりに、本来であればもっと温暖な気候である亜南極地帯に住むジェンツーペンギンがどんどん増えつつあります。(NATIONAL GEOGRAPHIC 2004.9)
地球温暖化の影響が日本でも
地球温暖化の影響は、日本においても、亜熱帯性のチョウやセミなどの昆虫の生息地域が日本列島を少しずつ北上しており、分布地図に大きな変化が起きています。昆虫のなかでも、チョウは愛好家が多く、飛行距離が長いことから、分布の変化を指摘する報告が全国的に相次いでいますが、研究者の間で早くから分布の北上を指摘されているのが、ナガサキアゲハです。また、クマゼミの生息地域も北上しており、そのほか数多くの亜熱帯性の生物の北上が報告されています。
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地球温暖化の影響で海に沈む国・島
モルディブ共和国(Republic of Maldives)はインドの最南端の東にあるスリランカから南西に進んだ、赤道付近にある小さな島々です。
私たちが訪れたのは、1984年の11月のことでした。空から見たモルディブは、まさに、エメラルドグリーンの海のキャンパスの上に、いくつも浮かぶ美しい貝殻。この国は、首都だけの島、空港の滑走路だけの島、一周するのに30分もかからないリゾート専用の島など小さな約1,200の島で成り立っていて、面積は 298km2(佐渡島の約0.35倍)、 人口 27万人(2000年)、そして、標高は2m以下です。
降り立った滑走路の横は、すぐ波打ち際で、空港の施設には各リゾートの島へ向かう小さな船が横付けされています。その船に乗り、宿泊地の島に到着すると、こじんまりとした自然を生かしたコテージが並んでいて、お客はほとんどがヨーロッパからの長期バカンスの人たち。日本人はダイビングかトローリングが趣味の数少ない限られた人だけでした。
海に出ると、砂浜は真っ白に近いパウダーのようで、同じ隆起珊瑚でできた島なのに、星砂や太陽の砂でできている沖縄の西表島のベージュがかった砂との違いに驚きました。海の中に腰まで入り、朝食で出されたパンの残りを放り投げると、もう、それこそ前が見えないぐらい熱帯魚が寄ってきます。おまけに、サメも波打ち際まで寄ってくるので少し恐い思いもしましたが。
このような美しい島が、今、海の中に沈もうとしています。
1987年モルディブの首都マレ島を襲った高潮の被害は、島の三分の一が浸水するほど大きなものでした。その後、日本の無償援助(ODA)で島の周囲約6.8kmを囲う護岸工事が施され、海面から約三メートルの高さまで積み上げた消波ブロックは計4万個にまでもなり、景観は壊れてしまいましたが、安全のためには仕方がないところです。しかし、他の島は、ほとんど自然の地形のままで、標高はせいぜい1メートルまでのところが大半です。
現在、水面の上昇で海水の圧力が高くなり、地下水に海水が混ったことから、一部の島では、既に地下水が飲料水としては使えなくなりました。また、海岸の浸食もひどくなり、ヤシの木が倒れたり、失われた砂浜を回復させるために大型機械で修復作業がなされている島もあります。
地球温暖化の影響が他の国でも
同じようなことが、南太平洋にあるツバルでも起こっています。ツバル政府はオーストラリアとニュージーランドに国民の受け入れを要請しましたが、オーストラリアは受け入れを拒否し、ニュージーランドは移民政策として年間75人だけ受け入れることを認めました。ちなみに、オーストラリアはアメリカに続いて京都議定書から離脱した国です。
また、島ではありませんが、バングラデッシュのベンガル湾では、稲作で生計を立てている人々の稲田に、これまでにはなかった潮が満ちてきており、田んぼが海に沈みつつあり、彼ら彼女らはなすすべがない状況です。
このような現実を見るにつけ、世界中では1億人以上の人々が海抜1m以下の低地で暮らしているという現実を考えると、これからの私たちの行動につなげていく必要があるのではないかと考えてしまいます。
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地球温暖化の影響で消え去る氷河
19世紀半ばまでは、スイスの中央アルプスの渓谷には、ウンターアール氷河がどっしりと流れ込んできていました。しかし、その後、気温が上昇するにつれ、どんどんと標高の高いところへと後退し、現在では2km以上も消滅してしまい、かつて氷河があったところは、侵食された黒い崖が寂しそうにその素肌を現しています。
また、アメリカのモンタナ州グレイシャー国立公園では、1910年には推定150の氷河がありましたが、現在では30足らずに減少し、しかも、その大半は面積が3分の2ほどに縮小しています。その中で今でも残る氷河の一つ、スベリー氷河は3分の1以下に減少しています。本来なら何十万年もかけて徐々に進行する変化が、わずか何十年という短い時間で起きており、近いうちに、グレイシャー(氷河)国立公園は、名ばかりになるのではないかと心配されています。
同じくアメリカのアラスカ州デナリ国立公園のバックスキン氷河も消えつつあり、毎年、推定940億立方メートルの水が海に流れ出していて、これは地球上で最大の規模の融解といわれています。
これ以外にも、アフリカの赤道直下のキリマンジャロの万年雪は80%以上が解け、インドのガルワル・ヒマラヤ氷河も急速に後退しており、南米ペルーのケルカヤ氷冠では毎年200m近く後退しているところもあるなど、世界各地の氷河で異変が起きています。
高緯度地域においても、グリーンランドの氷床が融解を始めているほか、北極圏では1年を通じて氷が浮かんでいる海域が、10年で9%の割合で狭くなってきています。
また、2002年には、南極の3,240平方キロメートルもあるラルセン棚氷が大崩壊し、氷河をせき止めるダムの役目をしていた棚氷の崩壊は今後どのような影響が出るのかが心配されています。(NATIONAL GEOGRAPHIC 2004.9)
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