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地球温暖化のメカニズム
06年度の日本の温室効果ガス総排出量速報値を公表
環境省は、06年度の日本の温室効果ガス総排出量速報値を、二酸化炭素換算で13億4,100万トンと発表した。
この数値は、京都議定書の基準年である1990年度の総排出量12億6,100万トンを6.4%(約8,000万トン)上回った。
05年度との比較では約1,800万トン(1.3%)の減を示している。
05年度からの減少要因としては、エネルギー起源二酸化炭素について家庭部門、業務その他部門、運輸部門などからの排出量が減少したことなどが挙げられている。
また、06年度の原発利用率は69.9%だったが、計画どおり利用率が84.2%だった場合には、総排出量は基準年比3.3%増だったという(注1)。
なお、総排出量のうち、エネルギー起源二酸化炭素の総計は12億7,500万トン、その部門別排出量は、産業部門が90年度比5.6%減の4億5,500万トン、運輸部門が同17.0%増の2億5,400万トン、オフィスビルなどの民生業務・その他部門が同41.7%増の2億3,300万トン、民生家庭部門が同30.4%増の1億6,600万トン、発電所などのエネルギー転換部門が11.3%増の7,550万トンだったとされ、産業以外の各部門とも排出量増加を記録していた。
(注1)05年の原発利用率も71.9%と低く、計画どおりの利用率だった場合には総排出量が基準年比5.4%増だっだことが見込まれている。このため、05年度と06年度がともに計画どおりの利用率だった場合には、06年度の総排出量は05年度より2.1%減となっていた計算
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