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地球温暖化の原因と環境問題記事2
地球温暖化・環境問題:大気中アスベスト濃度測定の18年度調査結果
環境省が全国54地域・169地点で実施していた、大気中アスベスト濃度の平成18年度測定調査結果が19年4月17日までにまとまった。
今回の調査対象になった場所は、(1)アスベスト製品製造事業場、廃棄物処分場、建築物解体現場の周辺など、現在アスベスト飛散が懸念されている36地域・106地点、(2)対照調査地点としての一般の住宅地域・商工業地域・農業地域18地域34地点、(3)アスベスト製品製造事業場や建築物解体現場の排気口周辺など15地域・29地点。このうち、建築物解体現場を除く39地域・81地点については、夏期と冬期の2回にわたって測定を実施した。
アスベスト製品製造事業場の平均アスベスト濃度は1リットルあたり0.19本、廃棄物処分場は同0.38本、大防法届出対象の建築物解体現場は同0.26本、大防法届出対象外の建築物解体現場は同0.25本、アスベストが産出する蛇紋岩地域は同0.28本、高速道路・幹線道路周辺は同0.39本であるのに対し、対照調査地点である住宅地域は同0.22本、商工業地域同0.27本、農業地域は同0.40本、内陸山間地域は同0.30本、離島地域は同0.26本とされており、「アスベスト製品製造事業場、廃棄物処分場、建築物解体現場でも、絶対値として特に高い濃度を示した領域はない」と結論されている。
また、7年度、17年度にも調査が行われた29地域・60地点について、18年度の測定値と過去の測定値を比較した結果では、アスベスト製品製造事業場で、時間の経過につれ濃度が低減していく傾向がみられた(7年度1.04本、17年度0.38本)が、全体としては、「石綿濃度の推移に一定の傾向は認められず、低い濃度レベルで推移している」というとりまとめが示されている。
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地球温暖化・環境問題:国際サンゴ礁イニシアティブ総会開催
2007年4月23・24日の両日、国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)総会が、東京・池袋のホテルメトロポリタンで開催される。
ICRIは1994年に開始されたサンゴ礁保全のための国際協力の枠組みで、07年4月現在、44か国・40機関が参加。日本はパラオ共和国ともに、05年7月から07年6月まで事務局を務めている。
今回の総会では、(1)08年に予定されている「国際サンゴ礁年2008」の統一ロゴ・活動計画の決定のほか、(2)サンゴ礁の海洋保護区ネットワーク(注1)構築に向けた取組み、(3)サンゴ礁と気候変動(注2)、(4)気候変動に起因する海洋の酸性化がサンゴ礁に及ぼす影響、(5)サンゴ礁に関連が深い生態系であるマングローブ--について議論が行われる予定。
(注1)海洋保護区ネットワークは、「保護区の適切な配置」、「管理の充実」、「情報の整備・共有」など、海洋生態系保全を効果的に達成しようという取組み。02年に開催されたヨハネスブルグサミットでは12年を期限とする海洋保護区ネットワーク構築が実施計画として採択されている。
(注2)07年4月にまとまった気候変動に関する政府間パネル(IPCC)・第4次報告書第2作業部会は、約1~3℃海面温度が上昇すると、サンゴの白化や広範囲な死滅が頻発すると予測している。
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地球温暖化・環境問題:日中両国がトキの検疫・衛生条件に関する覚書
若林環境大臣と李中国国家質量監督検験検疫総局局長は2007年4月10日、両国で生まれたトキの個体を交換する際の検疫・衛生条件に関する覚書に署名した。
日中両国は、トキの個体の交換など、トキ保護・回復に向けての協力強化を定める「日中共同トキ保護計画」に03年に署名したが、その後、両国で鳥インフルエンザが発生したことから、トキの個体の交換は実現していなかった。
今回の覚書の内容は、交換を行うトキの検疫・衛生条件として、(1)輸出前に21日間以上隔離検疫施設に隔離し、(2)14日から21日間かけて、ニューカッスル病、鳥インフルエンザの感染がないことを確認すること、(3)船積み前24時間以内に行う臨床検査でいかなる疾病の徴候も認められないこと、 (4) 輸送・輸出にあたって他の動物との接触・混載を避けること、 (5) 積載場所は薬剤で消毒しておくこと、(6)鳥インフルエンザのワクチンを接種しないこと、(7)必要事項を記載した衛生証明書を発行すること、(8)隔離検疫施設を事前訪問調査すること--を定めたもの。
日中のトキの個体交換が実現すると、日本で生まれたトキの近親交配を避けることが可能となり、トキの野生復帰に向けて大きな前進が期待できるという。
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地球温暖化・環境問題:18年度全国ガンカモ一斉調査結果暫定値を公表
環境省は平成18年度のガンカモ科鳥類(ガン・カモ・ハクチョウ類)の冬期の生息状況調査「全国ガンカモ一斉調査」の結果を暫定値としてまとめ、19年4月17日に公表した。
この調査は、日本に渡来するガンカモ科鳥類の冬期の生息状況の把握を目的として、昭和45年から毎年1月に全国的に調査日を定めて、一斉に実施しているもので、18年度は19年1月14日に、全国約9,000地点の湖沼などで調査を実施した。
公表内容によると、今回は約9,000地点中約5,800地点でガンカモ科鳥類が観察された。このうちハクチョウ類が観察されたのは、約590地点、ガン類が観察されたのは約90地点、カモ類が観察されたのは約5,700地点。
観察された個体総数は、ハクチョウ類が約7万9,000羽、ガン類約12万3,000羽、カモ類約187万9,000羽だが、これらの数値は過去10年間の調査結果とほぼ同程度とされている。
なお、ハクチョウ類、ガン類のマガン、ヒシクイについては、17年度に観察数が特に増加した都道府県で18年度には観察数が減少し、逆に、17年度に観察数が特に減少した都道府県で18年度に観察数が増加する傾向が見られたことが報告されたが、この現象の原因は特定できていないという。【
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地球温暖化・環境問題:19年度「みどりの日」自然環境功労者を公表
環境省は平成19年4月17日、19年度「みどりの日」自然環境功労者として表彰される41名・団体などを公表した。
「みどりの日」自然環境功労者表彰は、自然環境保全分野で顕著な功績があった個人、企業、団体、学校などを対象に、11年度から毎年実施されている環境大臣による表彰。
19年度は、(1)自然の保全のため特色ある活動を推進した19件(個人4名、14団体、1社)、野鳥・小動物の生息環境創出やみどりの普及活動を行った5件(個人1名、2団体、2校)、自然とのふれあいに関する各種活動を進めた12件(個人4名、6団体、2校)、自然環境保全・創造、自然とのふれあいに関する調査・研究で顕著な功績があった5件(個人4名、1団体)が選ばれた。
受賞者に対しては、19年4月25日に、新宿御苑インフォメーションセンターで表彰式が行われる。
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地球温暖化・環境問題:環境省とイオン、循環型社会構築をめざした自主協定締結
環境省は2007年4月16日に、総合スーパー大手のイオン(株)と、循環型社会構築を目的とした自主協定を、東京・霞ヶ関の環境大臣室で締結した。
この協定は、06年2月に中央環境審議会が環境大臣に意見具申した、容器包装リサイクル法の見直し内容の中で、廃棄物発生抑制や再使用推進に関する企業の自主的取組みを加速する手法として提案されていたもので、環境省にとっては、(株)ローソン、(株)モスフードサービスとの協定に続く、3件目の企業との協定。
協定は2010年度末を有効期間と設定。有効期間終了までに(1)イオンが店頭回収の更なる拡大、全店平均のマイバッグ持参率50%以上、レジ袋8億4,000万枚への半減達成をめざすこと、(2)全国に設置する試験的なレジ袋無料配布中止店舗ではマイバッグ持参率80%以上をめざすこと、(3)環境省がイオンの取組みを積極的に広報すること--などが盛りこまれている。
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地球温暖化・環境問題:17年度の一般ごみ総排出量5,273万トン
環境省は平成19年4月16日付けで、17年度の全国の一般廃棄物(ごみ・し尿)排出・処理状況の調査結果を公表した。
17年度の一般廃棄物の総排出量は、16年度の5,338万トンより1.2%減少した5,273万トンで、1人1日あたりのごみ排出量も16年度の1,146グラムより1.3%減少し、1,131グラムとなった。一般廃棄物の排出量はここ数年、ほぼ横ばい傾向が続いている(注1)。
一方、市町村による再資源化量と住民の資源回収量をあわせた再生利用量は、16年度の940万トンより6.6%増加した1,002万トンとなり、リサイクル率も16年度の17.6%から1.4ポイント増え、19.0%になった。リサイクル率はこの10年間毎年約1%程度ずつ着実に増加しており、17年度もこの傾向が継続したといえる。
なおリサイクル率の増加を受け、最終的処分量も16年度の809万トンから9.3%減少し734万トンとなったが、一般廃棄物最終処分場の残余容量総計は1億3,309万立方メートル(16年度:1億3,826万立方メートル)、残余年数は14.8年(16年度:14.0年)であり、依然として逼迫している状況であることには変わりがなかった。
全国の自治体の取組み状況では、1人1日あたりのごみ排出量が最も少なかったのは、人口10万人未満では奈良県野迫川村(排出量:148グラム)、10万人以上50万人未満では沖縄県うるま市(同751グラム)、50万人以上では東京都八王子市(同963グラム)、リサイクル率が最も高かった自治体は、人口10万人未満では宮崎県椎葉村(リサイクル率:77.2%)、10万人以上50万人未満では神奈川県鎌倉市(同:48.6%)、50万人以上では東京都八王子市(同:27.7%)だった。
し尿処理については、総人口1億2,771万人のうち、下水道を利用している人の数は8,188万人(64.1%)、浄化槽を利用している人の数が3,110万人(24.4%)、水洗化されていないトイレを使っている人の数が1,417万人(11.1%)であることが判明した。
(注1)18年に発表した16年度ごみ排出・処理状況調査結果までは、「ごみ総排出量=収集ごみ量+直接搬入量+自家処理量」としていたが、今回の取りまとめから、「ごみ総排出量=収集ごみ量+直接搬入量+集団回収量」とし、過去のデータを含め数値が修正されている。
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地球温暖化・環境問題:19年版「環境統計集」発行
環境省は平成19年4月13日、環境問題に関するさまざまなデータを集約した「環境統計集」の19年版を発行すると発表した。
この「環境統計集」は経済協力開発機構(OECD)や国連持続可能な開発委員会(UNCSD)での環境指標に関する検討結果を踏まえ、環境問題の構成を「人間活動」→「負荷」→「状態」→「対策」という流れで捉えながら、大気・水質など環境の状況に関するデータだけでなく、環境問題の原因となっている人間活動や環境負荷に関するデータ、環境問題に対して講じた施策に関するデータまで幅広く収集しているのが特徴。
また行政、産業界、研究機関などの実務の場での活用を想定し、具体的な全数値を表形式で提供することとし、可能な限り、(1)経年変化データ、(2)詳細な種別データ、(3)地域別データを盛り込むよう努めた。
構成は「第1章 経済社会一般」、「第2章 地球環境」、「第3章 物質循環」、「第4章 大気環境」、「第5章 水環境」、「第6章 化学物質」、「第7章 自然環境」、「第8章 環境対策全般」--と環境問題のジャンル別に内容が整理されている。
一般の書店から購入できる(価格:1部2,200円、入手の問い合わせ先:(財)日本統計協会刊)ほか、環境省ホームページ内の「環境統計集」のページにも情報が掲載される予定
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地球温暖化・環境問題:第1回日中廃棄物・リサイクル政策対話を北京で開催
2007年3月29日、中国・北京の国家環境保護総局(SEPA)で第1回「日中廃棄物・リサイクル政策対話」が開催され、日本側から環境省の由田廃棄物・リサイクル対策部長ら、中国側から国家環境保護総局のファン・汚染控制司長らが出席した。
この「対話」は、06年12月開催の「日中韓三カ国環境大臣会合」の際に、若林環境大臣と中国の周生賢(ジョウ・シェンシアン)環境保護総局長の間で行われた2者会談で開催が合意されていたもの。
会議では、有害廃棄物対策での日中両国の協力の必要性、廃棄物の輸出入管理に関するアジア地域での連携の重要性、循環型社会・循環経済に向けた政策について議論が行われたほか、今後も、年1回「対話」を進める方向で調整することが決まった。
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地球温暖化・環境問題:19年度動物愛護週間の図案を公募
環境省と動物愛護週間中央行事実行委員会は、平成19年度動物愛護週間(9月20日~9月26日)ポスターのデザイン絵画を19年6月20日まで公募することにした。
募集部門は「動物愛護部門」と「迷惑等防止部門」の2部門で、19年度は両部門とも「ペットを飼う前に考えよう」を作品のメインテーマとする 。
作品制作にあたっては、(1)四つ切り画用紙を縦長で使用した未発表のオリジナル作品、(2)彩色・画材は自由だが立体素材の使用は禁じる、(3)対象動物はほ乳類、鳥類、爬虫類とし、両生類、魚類、昆虫は除外する、(4)標語、キャッチフレーズは入れなくてもよいが、入れる場合はテーマに合ったものに限る、(5)野生動物を安易にペットとして飼養できると思わせるデザインや、動物にキスするなど過度な接触をしているデザインを避ける、(6)犬には首輪や鑑札を装着させるなど関係法令を遵守した表現を行う--などの注意事項を守ることが必要。
応募作品については動物愛護管理やデザインの専門家、マスコミ関係者、動物愛護管理行政担当職員が審査を行い、各部門の最優秀作品(環境大臣賞)1点と佳作2点を決定する。環境大臣賞受賞作品については、19年度動物愛護週間ポスターとして採用し自治体、関係省庁、報道機関で配布・掲示を行うほか、賞状と記念品(図書券10万円程度)を贈呈する。佳作には賞状と記念品(図書券3万円程度)が贈られる。
なお、応募作品の著作権は環境省に帰属し、必要な場合は文字挿入などの補作を行う。
応募作品の宛先・問い合わせ先は(財)日本動物愛護協会(住所:〒107-0062東京都港区南青山7-8-1南青山ファーストビル6F、電話番号:03-3409-1821)。【環境省】
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