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地球温暖化のメカニズム

地球温暖化・環境問題:17年度の一般ごみ総排出量5,273万トン

 環境省は平成19年4月16日付けで、17年度の全国の一般廃棄物(ごみ・し尿)排出・処理状況の調査結果を公表した。

 17年度の一般廃棄物の総排出量は、16年度の5,338万トンより1.2%減少した5,273万トンで、1人1日あたりのごみ排出量も16年度の1,146グラムより1.3%減少し、1,131グラムとなった。一般廃棄物の排出量はここ数年、ほぼ横ばい傾向が続いている(注1)。

 一方、市町村による再資源化量と住民の資源回収量をあわせた再生利用量は、16年度の940万トンより6.6%増加した1,002万トンとなり、リサイクル率も16年度の17.6%から1.4ポイント増え、19.0%になった。リサイクル率はこの10年間毎年約1%程度ずつ着実に増加しており、17年度もこの傾向が継続したといえる。

 なおリサイクル率の増加を受け、最終的処分量も16年度の809万トンから9.3%減少し734万トンとなったが、一般廃棄物最終処分場の残余容量総計は1億3,309万立方メートル(16年度:1億3,826万立方メートル)、残余年数は14.8年(16年度:14.0年)であり、依然として逼迫している状況であることには変わりがなかった。

 全国の自治体の取組み状況では、1人1日あたりのごみ排出量が最も少なかったのは、人口10万人未満では奈良県野迫川村(排出量:148グラム)、10万人以上50万人未満では沖縄県うるま市(同751グラム)、50万人以上では東京都八王子市(同963グラム)、リサイクル率が最も高かった自治体は、人口10万人未満では宮崎県椎葉村(リサイクル率:77.2%)、10万人以上50万人未満では神奈川県鎌倉市(同:48.6%)、50万人以上では東京都八王子市(同:27.7%)だった。

 し尿処理については、総人口1億2,771万人のうち、下水道を利用している人の数は8,188万人(64.1%)、浄化槽を利用している人の数が3,110万人(24.4%)、水洗化されていないトイレを使っている人の数が1,417万人(11.1%)であることが判明した。

(注1)18年に発表した16年度ごみ排出・処理状況調査結果までは、「ごみ総排出量=収集ごみ量+直接搬入量+自家処理量」としていたが、今回の取りまとめから、「ごみ総排出量=収集ごみ量+直接搬入量+集団回収量」とし、過去のデータを含め数値が修正されている。




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