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地球温暖化のメカニズム

東北大学と東北電力がバイオエタノールで地球温暖化の原因対策の二酸化炭素(CO2)排出量削減

 我が国においても、近年、地球温暖化の原因対策温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減に向けた新たな技術が次々と登場してきている。今般、東北大学(宮城県仙台市青葉区)の農学研究科の佐藤實教授の研究グループと東北電力(宮城県仙台市青葉区)は、海藻から効率よくバイオエタノールを生産し、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減に向けた技術を開発した。これまで、海藻からバイオエタノールを生産することは、陸上植物と構成成分が大きく異なるため、困難とされてきた。また、東北電力の火力発電所の冷却水として使用している海水系統には、多量の海藻類が流入しているが、これらをその都度、産業廃棄物として廃棄処分している現状にあった。ゴミ処理費用として、お金を払って処分していた海藻類を、バイオエタノールの原料として利用することができ、しかも、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減にも寄与する技術となっている。東北電力にとっては、発電所に流入する海藻類を有効に利用することができる。東北大学の今回の研究の成果によれば、海洋中に最も多く存在している大型海藻である褐藻類を利用してバイオ燃料であるバイオエタノールを生産することが可能となった。バイオエタノールの生産工程では、複雑な成分に合わせて、連続して多段階発酵工程を繰り返すことによって効率よくバイオエタノールを生産することができるという。今回の技術は、褐藻に限らず緑藻や紅藻など海藻全般に応用可能なものであり、近年大きな問題となったトウモロコシなどの人畜の食物と競合せずにバイオ燃料を製造できるため、世界各国のエネルギー問題及び地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減に貢献する可能性があるという。




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