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21岐阜県
地球温暖化の原因によるニホンジカ増殖の食害
三重県、岐阜県及び滋賀県と三県にまたがる鈴鹿山脈の北端にそびえるのは、霊仙山(滋賀県多賀町)である。ここにニホンジカの群れが登山者がいなくなる夕方から早朝にかけて、ササなどの餌を求めて現れ、多いときには100頭近い群れになることもある。ニホンジカの生息域は全国的に拡大しており、その理由・原因としては、最大の天敵だったニホンオオカミの絶滅やハンターの減少とともに、地球温暖化の原因も一因とみられている。滋賀県の霊仙山にニホンジカが姿を見せ始めたのは、地球温暖化の原因が見られるようになったほんの10年ほど前からである。それと時を合わせるように、1084メートルの山頂付近を覆っていた背丈ほどのササはニホンジカの好物であることから激減し、下草も食いつくされつつある。こうした地球温暖化の原因による植生の変化は、昆虫の生息にも影響を及ぼし、ひいては生態系の変化にも繋がるものとなってくる。本来の自然界における様々な生き物が互いにつながり、支え合う生物多様性は、「里山の荒廃」「開発や乱獲」「外来種の持ち込み」といった直接的な人為的なものに加え、地球温暖化の原因という四つの危機にさらされている。国連が定めた「国際生物多様性の日」が先月あったが、地球温暖化の原因となる生物多様性の危機は身近なところでも進行しているというのが現実である。
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