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地球温暖化のメカニズム

地球温暖化の原因防止に寄与する家庭用燃料電池「エネファーム」への期待

 家庭用燃料電池エネファーム」に地球温暖化の原因防止の観点から注目が集まっている。家庭用燃料電池「エネファーム」が必要とされる背景は次のとおりとなっている。(1)地球温暖化の原因となる温室効果ガス二酸化炭素排出量を従来比で40%程度削減できる(火力発電と従来型給湯システムなどを使用した場合との比較)、(2)分散型電源であることから火力発電所からの5%程度の送電ロスがないので効率的、(3)天候に左右されないほか日没後でも発電できることなどを挙げることができる。しかし、普及を目指している家庭用燃料電池「エネファーム」の現在における実勢販売価格は300~350万円程度と一般家庭にとってはまだ高額である。また、現行型は余裕のある一戸建への設置を前提としたサイズ設計となっているため、小スペースの戸建やマンション等集合住宅のベランダへの設置は難しいものとなっている。地球温暖化の原因防止の観点からも本格的に普及していくためには、家庭用燃料電池「エネファーム」低価格化と小型化が必要不可欠だが、これらの問題点は、数年以内に改善されると期待されている。まず、2011年にはエネファームの燃料電池ユニット(発電ユニット)の寸法(体積)が、現行型より45%程度も小さい固体酸化物形燃料電池が発売される予定になっている。さらに、2012年には現行型のエネファームの固体高分子形燃料電池のモデルチェンジが予定されており、その際に現在しのぎを削っている企業グループを超えたエネファームの部品共有化、固体酸化物形との部品共有化により、販売価格が現在の半分程度まで引き下げられる見通しにあるという。こうした低価格化・小型化が計画通りに進展していけば、家庭用燃料電池エネファームの市場は2012年頃から普及に弾みがつき、2020年には累計普及台数が約140万台に達すると試算されている。これが実現すれば、地球温暖化の原因防止対策として、大きく弾みがつくものとなるであろう。




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