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10群馬県

群馬県高崎市の地球温暖化の原因防止対策のライトダウンが危機

 群馬県高崎市において消灯を行うことによって地球温暖化の原因を考える6月20日から開催される「たかさきライトダウン」への協力の申し出が減少傾向にあり、「たかさき地球市民環境会議」の担当者が頭を抱えているという。「たかさきライトダウン」は、群馬県高崎市において6月20日から7月7日までの間で1日以上、20~22時に電気を消す地球温暖化の原因防止を考えるエコイベントで、2006年から開催している。イベントへの協力者は高崎市への登録制となっており、公共施設、事業者、一般家庭に分けられている。公共施設は毎年6~9施設、事業者は11、19、22、25と年々増えているが、一般家庭は167、182、146、80戸と右肩下がりになっている。昨年80戸まで減ったのは、2008年まで参加していた市民団体が参加を見合わせたためだという。群馬県高崎市が行っている地球温暖化の原因を考えるライトダウンはあくまでも可能な範囲で行うものである。例えば、真っ暗にすると、身の安全や防犯上問題のある場所まで電気を消す必要はない。高崎市も「無理な消灯をしないで」と呼びかけているが、電気を全部消すのは最初から無理と考える人もいるようだ。一方、登録せずに自発的にライトダウンを行っている人もいるため、実際の数は統計通りではないとの見方もあるという。高崎市の担当者は「今年は高崎市民が参加するイベントや会議の場などで参加を呼びかけてきた。まずはイベントに参加してもらい、地球温暖化の原因防止や省エネルギーに関心を持ってほしい。そしてイベント期間中だけでなく、日常的に地球温暖化の原因に寄与する環境にやさしい生活を実践してもらえたら」と呼びかける。申し込み締め切りは6月18日で、登録用紙は同市ホームページからダウンロードできる。しかし、私見としては、地球温暖化の原因を考えるライトダウンのイベントに参加するために、なぜ高崎市に登録をしなければいけないのかが、その理由がよく分からない。効果測定のためであれば、消灯の度合いを毎年、高崎市内で定点観測すればすむのではないか。さらに、電力会社は、このイベントのために発電量を抑えるわけではないので、実際のところ地球温暖化の原因防止のためには何ら役に立っていない取組みである。あくまで「地球温暖化の原因を考える」きっかけとするためのイベントであることから、これを踏まえての次のフォローを高崎市民に対してどのように行っていくのかが重要ではないのか。




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