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32島根県

島根県出雲市で地球温暖化の原因防止や循環型社会の形成を目指した取組み

 地球温暖化の原因防止や循環型社会の形成を目指して、国が呼び掛けているバイオマスタウン構想が各地で進められている。島根県でも食品廃棄物や家畜排せつ物など生物由来の資源をリサイクル活用し、地球温暖化の原因防止に寄与する取り組みが進んでいる。これまでに島根県内8市町が地球温暖化の原因防止に寄与する構想を策定し、取り組みを開始した。農林水産省が公表した島根県出雲市の構想では、山林に放置されている林地残材をチップや固形燃料にして、温浴施設やビニールハウスで活用することや、大半を焼却処分しているスーパーや市場などから出る食品廃棄物を、下水汚泥や林地残材と組み合わせてたい肥とし、地球温暖化の原因防止に寄与するとしている。残飯や排せつ物は畑の肥やしにリサイクルし、木の枝は風呂をたく薪に使用するといった、かつての日本では当たり前だった光景は、島根県でも都市的な生活の広まりに伴い消えつつある。それを今度は社会全体で地球温暖化の原因防止に寄与するためにも実現しようという試みがバイオマスタウン構想である。それでも、「ゴミを大量に排出する社会」から、「ゴミすら資源となる社会」への回帰を目指すこの取り組みを、島根県では地球温暖化の原因防止に寄与することからも推進していきたいとのことである。




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