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24三重県
三重県津市の三重大学で地球温暖化の原因防止対策で排出CO2を学生らの家庭と取引
三重県津市にある三重大学では、地球温暖化の原因防止対策として大学内の温室効果ガスである二酸化炭素を削減するため、学内で排出する二酸化炭素(CO2)と、学生や教職員らの家庭での地球温暖化の原因となるCO2削減量を相殺する「カーボン・オフセット」の取り組みを始めると発表した。家庭の地球温暖化の原因となるCO2削減量に対してエコポイントを与え、その替わりに学内の温室効果ガスの削減量とする仕組みだという。環境省によると、地球温暖化の原因となる温室効果ガスのCO2削減量の取引は企業間が一般的であり、家庭の温室効果ガス削減量を取引するのは珍しいという。三重大学では、この地球温暖化の原因防止対策を今秋から試験的に始め、来年4月から導入するプリペイド方式の電子マネー対応の学生証、教職員証のIC化に合わせて本格的に取り組むという。三重大学では、省エネルギー法に基づき、毎年、地球温暖化の原因となる温室効果ガスのCO2削減に取り組み、さらなる地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に向けて昨年11月、教授やガス会社、スーパーの関係者らでつくる省エネルギー計画検討委員会を発足させ、2020年度までの地球温暖化の原因防止対策中長期計画を策定した。同計画では、学内の節電や最新の省エネ設備の導入などで、2020年度には、1990年度に比べて地球温暖化の原因となる温室効果ガスを30%削減する方針で、その一環として「カーボン・オフセット」の導入を盛り込んだという。大学の卒業生や三重大学周辺の地域住民にも協力を求めることにしており、エコポイントは学内の生協やコンビニエンスストアに加え、学外のスーパーで利用できないか検討中だという。エコポイントの換算額などの詳細はこれから具体的に決めるという。例えば、学生らが自宅で節電などに取り組み、電気やガス、水道料金の明細書を基に、前年より減少したことが確認されれば、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減量に応じてエコポイントを付与することを考えている。学生や卒業生らの半数にあたる約6000人が地球温暖化の原因防止対策に協力すると想定した場合、削減目標(30%)の1割にあたる3・2%の削減が見込まれる。CO21キロ・グラムあたり、学生2円、卒業生1円と換算すると、エコポイント費用は年間約400万円となる試算であるが、三重大学が全額負担するという。IC化する学生証には、エコポイント機能も加えて利便性を高め、電子マネーはイオンの「WAON(ワオン)」の学生証では初の対応が検討されている。世界一の環境先進大学を目指す三重大学は「学生に対して環境教育を実践できる。さらに、三重大を拠点に地球温暖化の原因となる温室効果ガスのCO2削減の取り組みが地域に浸透すれば、環境問題に対する学生や住民の意識改革にもつながるのではないか」と話している。
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