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04宮城県
宮城県角田市に地球温暖化の原因防止対策の友好の森を東京都目黒区が整備計画
宮城県角田市と友好都市関係にある東京都目黒区が2010年度、地球温暖化の原因防止対策や区民の環境意識を啓発するため、角田市島田に「めぐろの森」(仮称)を整備する計画を発表した。昨年4月に大規模な火災が起きた角田市島田地区の山林の一角を借りて植樹を行う計画で、地球温暖化の原因防止対策とともに山林復旧を進める狙いもある。両市区の関係者は、森林整備を通じて交流を深めたいと期待を膨らませている。東京都目黒区は2010年度当初予算案に角田市の山林の借地料や整備費など、めぐろの森創設事業として271万円を計上した。東京都目黒区によると、2010年度は火災で被害を受けた山林の一部約1ヘクタールを借り、桜の苗木約100本を植樹する計画だという。2011年度以降も植樹を拡大させる方針で、将来は区民が購入した苗木を植えるオーナー制度も創設したいという。両市区が友好都市協定を結んだのは2008年5月のことであり、目黒区は締結を機に角田市内に植樹による森づくりを計画し、適地を探していた。目黒区は山林復旧にも役立ちたいと、角田市側で被害があった約81ヘクタールのうち7割以上を所有する島田生産森林組合に土地の提供を申し入れ、組合が応じた。具体的な植林場所は予算案が目黒区議会で可決された後に決定する。両地域の結び付きは室町時代にさかのぼる。現在の目黒区にいた豪族が角田に移り住み、島田地区に館を築いたとされる。山家組合長は「交流のルーツである島田に区民を招けば、地域活性化にもつながる」と期待する。目黒区は間伐や木工品制作などを区民に体験してもらうツアーも検討している。区環境保全課は「地球温暖化の原因防止対策などの環境分野で角田市と交流を深める契機にしたい」と話している。
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on 2010年03月16日 19:45 の続きを読む