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2008年04月

カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)設立

 環境省では、カーボン・オフセットの取組を推進するため、2008年2月に策定された「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について(指針)」に基づき、カーボン・オフセットフォーラム(チーフアドバイザー:末吉竹二郎氏)を設立すると発表した。
 本フォーラムは、(1)カーボン・オフセットの取組に関する国内外の最新情報を収集、(2)ウェブサイトを通じた情報提供や広報ツールの提供、(3)広報・イベントの企画、セミナーの開催、(4)FAQの提供、電子メール、電話等によるヘルプデスク、(5)カーボン・オフセットに関する品質マークのあり方、透明性の確保のあり方、カーボン・オフセットに関する会計・税務のあり方等 課題別ワークショップの開催--等を通じて低炭素社会の実現を目指すとしている。
 なお、設立にあたり4月15日、16日に、それぞれ東京、京都にてキックオフ・ミーティングが開催される予定

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「こどもエコクラブ」会員募集

 環境省は、平成20年度の「こどもエコクラブ」の参加募集を開始した。
 「こどもエコクラブ」は、環境省が地方公共団体と連携し実施している、幼児から高校生までなら、誰でも参加できる環境活動クラブ。次世代を担う子どもたちが人と環境との関わりについて体験を積み重ねながら、環境を大切にする心を育んでいくことを目的としており、入会金、年会費は無料。
 平成7年度の事業開始以来、19年度までに全国で約4,200クラブ、約16万7,500人の小中学生が参加している。
 参加申込みは、全国の都道府県または市区町村の環境担当課が窓口となっており、幼児から高校生まで2人以上のグループで応援役の大人が1人以上いれば、誰でも参加できる。
 登録したクラブには、環境省から、会員手帳、メンバーズバッジが配布されるほか、年4回ニュースレターが配布される。また、活動の内容を年4回報告してくれたこども会員には「アースレンジャー認定証」も贈られる。
 現在参加者が多い自治体(都道府県)ベスト3は、兵庫県(参加者:3万2,533人・クラブ数:166クラブ)、福岡県(参加者:2万7,627人、クラブ数:248クラブ)、滋賀県(参加者:7,546人、クラブ数:198クラブ)、愛知県(参加者:7,355人・クラブ数:280クラブ)。

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海洋環境モニタリング調査結果

 環境省は、平成18年度の「海洋環境モニタリング調査」の結果をまとめ、20年3月28日付けで公表した。
 この調査は、昭和50年度から平成6年度まで環境庁が実施した「日本近海海洋汚染実態調査」の結果を基礎として、従来から実施されていた水質、底質などのほか、海洋生物に蓄積される汚染物質濃度やプラスチック類漂流物の量を調査項目に加えて10年度から実施されているもの。
 日本周辺の海域を3~5年で一巡するように調査計画を立て、平成18年度は、陸域起源の汚染を対象とした生体濃度調査と廃棄物の海洋投入処分による汚染を対象とした調査を実施した。
 生体濃度調査では、環境基準が設定されているカドミウム等の項目については基準値以下であり、その他の項目においても過去の調査と比較して特段の汚染の進行は認められ無かった。
 また、九州西岸沖の廃棄物投入処分海域(III海域:直線基線から50海里以遠)の調査においては、堆積物中から直鎖アルキルベンゼン(生活排水汚染の指標物質)が過去の付近海域の調査結果と比較して高い濃度で検出されたが、人の健康に影響を及ぼすおそれはないとしている。
 環境省としては、今後も引き続き定期的な監視を行い、汚染の状況に大きな変化がないか把握し、廃棄物の海洋投入処分の許可申請における審査等の参考にしていくこととしている。

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エネルギー起源CO2排出抑制技術への08年度助成

 環境省は2008年度に実施する、エネルギー起源CO2排出抑制技術開発への助成事業について、公募された案件の審査を終え、08年3月31日に採択案件を公表した。
 この助成事業は、基盤的な省エネ・代エネ技術の開発、効果的な温暖化対策技術の実用化・製品化を支援するもので、京都議定書の削減目標達成期間として定められた第1約束期間(08年~12年)の早い段階までに実用化できる基盤的な温暖化対策技術のうち、(1)省エネ対策技術実用化開発分野、(2)再生可能エネルギー導入技術実用化開発分野、(3)都市再生環境モデル技術開発分野、(4)循環資源由来エネルギー利用技術実用化開発分野、(5)製品化技術開発分野--の5分野の技術を募集していた。募集期間は08年2月5日から3月5日までだった。
 発表内容によると、応募期間中に申請された総計62件の案件中、計9件の採択が内定した。
 分野ごとの内訳は、省エネ対策技術実用化開発分野が4件、再生可能エネルギー導入技術実用化開発分野が2件、循環資源由来エネルギー利用技術実用化開発分野が1件、製品化技術開発分野が2件--となっている。
 なお、都市再生環境モデル技術開発分野に関しては採択されなかった。

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アスベスト発生施設、400工場・事業場 全て廃止

 環境省は、平成20年3月28日 大気汚染防止法に基づく特定粉じん発生施設(石綿を発生・排出・飛散させる施設として政令で定められているもの)の届出がなされている工場・事業場としての届出がなされた施設の全てが平成19年末までに廃止されたと発表した。
 都道府県・大気汚染防止法政令市からの報告に基づき、平成20年2月末時点の状況を取りまとめたもの。
 なお、環境省では、「アスベスト問題に関する関係閣僚による会合」の「アスベスト問題への当面の対応」(平成17年8月26日)における「大気汚染防止法の規制対象事業所の名称及び場所について集計・公表する」に基づき、過去3回にわたり、届出がなされた工場・事業場の名称等について公表を実施してきた。

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14の「自然再生事業実施計画」が策定済

 「自然再生推進法」を所管する国土交通省、農林水産省、環境省の3省は平成20年3月31日、同日現在の自然再生事業進捗状況を公表した。
 「自然再生推進法」では、自然再生事業の実施者が地域住民、NPO、専門家、関係行政機関とともに「自然再生協議会」を組織し、自然再生の対象区域・目標などを定めた「自然再生全体構想」、その実施計画である「自然再生事業実施計画」を作成すべきことを定めている。
 また、主務大臣に毎年、「計画」の作成状況など、自然再生事業の進捗状況を公表することを義務づけている。
 今回の公表内容は、20年3月31日までに14の「自然再生事業実施計画」が作成されていることを示している。
 このうち、19年度に作成された計画は2つで、その名称は、(1)北海道の「雷別地区自然再生事業実施計画」(作成日:19年9月6日)、(2)茨城県の「霞ヶ浦田村・沖宿・戸崎地区自然再生事業実施計画[B区間](同:19年9月14日)

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グレンイーグルズサミットの成果を受けた第4回「気候変動」対話

 2008年3月14~16日、千葉市で「気候変動、クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する第4回閣僚級対話」が開催された。
 この会議は、05年の英国・グレンイーグルズでのG8サミットの合意文書「気候変動、クリーン・エネルギー、持続可能な開発」を踏まえた対話をG8各国と主要新興経済国(G20)が実施するために、05年11月に開始、2007年9月にドイツ・ベルリンで3回目の会議が開催されている。
 今回の第3回会合は、日本政府の主催のもと、主要エネルギー需要国約20か国のエネルギー・環境担当大臣、世界銀行、国際エネルギー機関(IEA)、GLOBE国際議員連盟、持続間可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)の幹部らが出席。
 (1)技術、(2)資金及び投資、(3)2013年以降枠組み--の3つの議題について議論された。
 (1)に関しては、省エネの重要性の確認、革新的技術開発に関する国際的イニシアティブの情報交換、APP等のセクター別アプローチに関する経験の提供、等について議論が行われた。
 (2)に関しては、世銀や地域開発銀行の作業を評価するとともに、これらの取組の拡大が奨励されたほか、民間投資の拡大と政府の役割の重要性が確認された。
 (3)に関しては、長期目標を共有することの重要性が議論されるとともに、中期目標については「共通だが差異のある責任と各々の能力」の原則を議論の前提とすることを再確認するとともに、先進国は、率先して排出削減に取り組むことが指摘された。また、途上国は先進国の支援を受けながら、検証可能な削減行動を実施することの認識がなされた。
 なお、今回の対話の結果については、G8北海道洞爺湖サミットに対して報告される予定

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体感型の温暖化防止行動普及促進ブース

 チーム・マイナス6%は、東京・有明の東京ビックサイトで開催されている東京国際アニメフェア2008に、平成20年3月27~30日まで、子供から大人までが楽しく温暖化防止アクションを体感し学べる「チーム・マイナス6%ブース」を出展する。
 エコドライブを楽しく体感できるエコドライビングシミュレータを設置して「エコドライビング選手権」を開催し、エコドライブの普及促進を図るとともに、トップドライバーには、チーム員のアニメーション「天才?Dr.ハマックス」の協力により、タレントのよゐこさんのサイン入りエコバックがプレゼントされる。
 また、「天才?Dr.ハマックス」が主人公に扮した自転車発電機を2台設置し、省エネ製品の代表的な存在である電球形蛍光灯と従来の白熱灯との省エネ性能が体感できるコーナーが設けられる。
 さらに、来場したお子さんたちを対象に、温暖化へのメッセージを募る「ストップ!温暖化こどもメッセージリレー」を展開し、温暖化により「赤くなった地球」を「青い地球」に変えるイベントなども実施される。
 なお、3月27日には、こども1日1kgCO2チャレンジ宣言に協力しているタレントのよゐこが参加し、エコドライブシミュレーターや自転車発電機の温暖化アクションを実際に体験し、温暖化防止のアクションを呼びかける。

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