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地球温暖化のメカニズム

海洋環境モニタリング調査結果

 環境省は、平成18年度の「海洋環境モニタリング調査」の結果をまとめ、20年3月28日付けで公表した。
 この調査は、昭和50年度から平成6年度まで環境庁が実施した「日本近海海洋汚染実態調査」の結果を基礎として、従来から実施されていた水質、底質などのほか、海洋生物に蓄積される汚染物質濃度やプラスチック類漂流物の量を調査項目に加えて10年度から実施されているもの。
 日本周辺の海域を3~5年で一巡するように調査計画を立て、平成18年度は、陸域起源の汚染を対象とした生体濃度調査と廃棄物の海洋投入処分による汚染を対象とした調査を実施した。
 生体濃度調査では、環境基準が設定されているカドミウム等の項目については基準値以下であり、その他の項目においても過去の調査と比較して特段の汚染の進行は認められ無かった。
 また、九州西岸沖の廃棄物投入処分海域(III海域:直線基線から50海里以遠)の調査においては、堆積物中から直鎖アルキルベンゼン(生活排水汚染の指標物質)が過去の付近海域の調査結果と比較して高い濃度で検出されたが、人の健康に影響を及ぼすおそれはないとしている。
 環境省としては、今後も引き続き定期的な監視を行い、汚染の状況に大きな変化がないか把握し、廃棄物の海洋投入処分の許可申請における審査等の参考にしていくこととしている。




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