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地球温暖化のメカニズム

162~167件目の京都メカニズム案件承認

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト6件が、平成19年4月27日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、三井物産(株)が申請した(1)中国・黒竜江省チチハル市での総発電容量49.5MW規模の風力発電プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で10.4万トン)、豊田通商(株)と東京電力(株)が申請した(2)タイ・ガラシン県のタピオカ澱粉加工工場での廃水処理・バイオガス回収システム新設プロジェクト(同:8.2万トン)、中部電力(株)申請した(3)中国・河北省張家口市での30.6MW規模の風力発電プロジェクト(同:6.9万トン)、(独)新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)と(株)前川製作所が申請した(4)ベトナム・タインホア市のビール工場での省エネルギー技術導入プロジェクト(同:0.9万トン)、日本カーボンファイナンス(株)と国立大学法人東北大学が申請した(5)中国・山西省介休市でのコークス乾式消化設備による排熱発電プロジェクト(同:7万トン)、東京電力(株)が申請した(6)中国・新疆ウイグル自治区ウルムチ市での30MW規模の風力発電プロジェクト(同:8.3万トン)。
 日本としては162~167件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたる。




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