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クールビズ運動の怪
環境省が進めるクールビズ運動の怪
クールビズ運動が官公庁を中心に広まりつつあります。暑い夏にスーツを着なくていいクールビズは確かに男性にとって快適で、とってもありがたい取組です。地球温暖化の防止や環境にもやさしいというふれこみで、まさに一石二鳥の取組です。
このクールビズ運動の結果については、
電気事業連合会は9月16日に、夏の軽装「クールビズ」の実施で、全国の電力会社10社全体で6―8月に計2億1000万キロワット時の電力量を節約できたとの試算を発表しました。
これは、一般家庭が1カ月に使う電力に換算すると約72万軒分に相当するものです。この結果、二酸化炭素(CO2)7万9000トンの削減効果で、一般家庭の年間排出量に換算すると1万4000軒分に当たるとしています。
環境省も手放しで評価していますが、この結果は、もう少ししっかりと考える必要があります。
どういうことかというと、確かに、クールビズの運動によって、電気の使用量は減っていますが、各電力会社の発電量は減っていないのです。
各電力会社の発電には、原子力、水力、火力といったものがありますが、CO2削減に大きく役立つものは、基本的には火力発電だけです。クールビズの運動の期間、7月は発電量は確かに減りましたが、それ以外は昨年より増加しているのです。つまり、CO2削減には全く有効に機能していないのが実態です。
http://www.fepc.or.jp/news/hatsu/index.html
電気は今の技術では大量に備蓄することができないので、クールビズ運動で「せっかく発電したのに、使ってもらえずに、なんと2億1000万キロワットの電力を無駄にした」というのが正しい表現です。
クールビズ運動の結果については、手放しで喜ぶのではなく、本質の部分で評価したり、議論することが必要です。
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