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地球温暖化のメカニズム

地球温暖化の原因となる代替フロンの排出削減強化へ

 政府は、地球温暖化の原因対策としてエアコンや業務用冷凍冷蔵機器の冷媒などに使われる代替フロン類排出量削減を強化する方針を発表した。エアコン等に現在使用されている代替フロン類は、オゾン層破壊物質である「特定フロン」の代替として普及したが、二酸化炭素(CO2)の百数十倍から1万倍以上の温室効果ガスとしての影響を持っており、大気中に大量漏えいしている可能性が高いという。政府は地球温暖化の原因防止対策上で規制が急務であるとして、代替フロン類の回収や使用中の漏えい防止の強化、代替物質の開発を急ぐという。ハイドロフルオロカーボンなどの代替フロン類は、二酸化炭素(CO2)と同様に京都議定書による地球温暖化の原因となる温室効果ガスとして削減対象になっており、2008年度排出量(二酸化炭素(CO2)換算)は2360万tになっており、これまで減少傾向だった。しかし、オゾン層保護のためのモントリオール議定書で規制される「特定フロン」からの代替で、2020年度にはその2.4倍もの5560万tになると予想されているという。このような現状を踏まえ、政府は地球温暖化の原因対策として法律で代替フロン類の廃棄時の回収を義務付けているが、回収率は3割程度でしかないと推計している。経済産業省は「地球温暖化の原因である温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)排出削減が進めば、温室効果ガスの中でも増加が続く代替フロン類の占める割合が大きくなる」として、今秋にも代替フロン類対策の報告書をまとめるという。




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