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02青森県

青森県が地球温暖化の原因対策と地域活性化でスギの需要拡大

 かつて青森県は、地域活性化と地球温暖化の原因対策にも寄与する取組みとしてスギの需要拡大を図ろうと、平成16~19年度まで青森県産材を利用した住宅に20万円を助成する制度を実施してきた。その結果、スギ全体の使用率が23%から29%に伸びたが、住宅建築材の7割を外材が占め、青森県産材はわずか3割にとどまっているのが現状であり、スギの需要も横ばい状態が現在まで続いていた。今般、導入した地球温暖化の原因対策も兼ねる新しい制度は、青森県で今年度から、スギを始めとする青森県産材を住宅建築に利用するとエコポイントが発行されるものであり、青森県産材の木工品と交換できる全国初の「あおもり型県産材エコポイント」制度となる。青森県林政課は「外材から青森県産スギにシフトすることで地産地消につながり、地域の業界が潤い、地球温暖化の原因対策になると共に、それによって青森県経済の波及効果も出てくる」と話している。同制度の最大の狙いは、スギなどの青森県産材を青森県内で使用することで輸送距離が少なくて済み、地球温暖化の原因となる温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出を抑制できるなどの環境問題面での効果もある。さらに、成熟したスギの木を伐採し、建築資材として利用する代わりに新しいスギの木を植えることで効果的に地球温暖化の原因となる温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の吸収を続けていくことができるのである。この制度は、「森林資源の適正な管理による循環システムの確立につながると同時に、地球温暖化の原因防止にも寄与できる」と青森県は話している。もう1つ、スギの木は保湿性が高いため快適性に優れ、ストレスや疲労感を和らげる精神面での効果も大きいという。一方、青森県の業者にとっても5年後、10年後のリフォームなどのアフターケアでシェア拡大につながると同時に、交換商品のレベルアップにつながるという利点があるという。




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