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32島根県

島根県松江市ではケヤキ落ち葉拾い大作戦の堆肥化で地球温暖化の原因の二酸化炭素(CO2)排出量削減

 島根県松江市上乃木2区には、松江市道浜乃木古志原線が通っており、地域の生活道路ではあるのだが、周辺の市街地開発や高速道路の整備によって交通量が年々増えてきており、地球温暖化の原因温室効果ガス二酸化炭素(CO2)などを含んだ車の排気ガスの排出量も増えてきている。この道路には、街路樹として樹齢50年にもなるケヤキの木が80本植わっており、「けや木通り」と称して松江市内随一の並木道路を形成している。しかし、ケヤキの木は落葉樹であることから、秋になると落ち葉が大量に周辺へ落ちるため、その収集・運搬・焼却処分のために多くの労力やエネルギー、さらには、こうした活動に伴い地球温暖化の原因の温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を排出していた。このため、周辺の地域住民や道路の管理者の松江市からは厄介者として扱われており、一時はケヤキの木の伐採が検討されたこともあったという。しかし、せっかく大きく育った木を伐採してしまうと、良好な地域の環境を損なうことから、この落ち葉の有効活用策を検討し、その邪魔者扱いされてきた落ち葉の堆肥化に成功した。この落ち葉の堆肥化は、それまでの処理に要していた地球温暖化の原因の温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)の削減にも貢献できることになった。現在では、松江市の地域住民や企業・団体など400人余りが参加して落ち葉を拾い、それを好気性分解させて堆肥をつくり、その堆肥を各家庭や学校、団体などへ配り、植木や野菜つくりに利用する活動を行っている。この活動は、地域のやっかいものとして嫌われていたケヤキの落ち葉を資源として再利用した地球温暖化の原因の温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)排出量削減の地道な活動である。今では落ち葉拾いの活動の輪が広がり、地球温暖化の原因の温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)の削減に加えて、景観保全、省資源化と一石三鳥もの活動に発展した。近年では、地域住民だけでなく、松江市内にあるショッピングセンターや企業事業所なども参加し、地域ぐるみの活動に発展しているという。この地球温暖化の原因防止活動は9年間も続けていることから参加者も年々増加しており、今では松江市内のこの地区の秋の風物詩となっているほか、マスコミの取材等で注目を集め、島根県内や他の地域からも地球温暖化の原因防止活動の具体的な取組みとして視察に訪れている状況にある。




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