TOPページ > 02STOP!地球温暖化の原因 > 地球温暖化のメカニズム > 大成建設と東光電気が自動環境制御システムで地球温暖化の原因対策の二酸化炭素(CO2)排出量削減

地球温暖化のメカニズム

大成建設と東光電気が自動環境制御システムで地球温暖化の原因対策の二酸化炭素(CO2)排出量削減

 大成建設(株)(東京都新宿区西新宿)と東光電気(株)(東京都千代田区有楽町)は、「次世代型人検知センサ」を共同開発したと発表した。これは、社員のオフィスへの在席状況に応じてゾーン単位で空調及び照明を自動制御し、快適性を保ちながらエネルギー消費を最小化し、地球温暖化の原因対策温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を削減する自動環境制御システム「T-Zone Saver」を開発し、東光電気社屋での運用を開始した。現在のオフィスビル全体の電力などの消費エネルギーの約70%が、基本的に空調及び照明設備による消費となっている。本年度から施行された改正省エネ法や東京都環境確保条例に基づく地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減効果の実効を上げるためには、空調・照明設備のエネルギー消費をいかに抑えるかにかかっており、各種設備機器の省エネ対応化のための技術開発に各社がしのぎを削っている状況にある。今回、大成建設と東光電気が開発した「T-Zone Saver」は、空調設備の制御に関しては、社員が在席している場所には通常のエアコンと同じような空調環境を提供するが、一方、社員がいない場所では、エアコンの設定温度を高めたり運転モードの軽減したりと同時に、在席率に応じた外気量抑制を行って空調負荷を低減する仕組みとなっている。ほとんどのビルが採用している中央熱源方式の空調システムは、ヒートポンプ式ビル用マルチエアコン方式に、この制御システムを導入することで更なる省エネ効果と地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を削減が期待できるという。また、このシステムによる照明設備の制御に関しては、社員がいる場所には必要な照度を確保するが、不在の場所では照度を低く自動設定する。さらに、一定の距離が離れている誰もいない場所では消灯する等の制御を行うことで快適性と照明負荷の低減、及び地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を削減を行う。本システムの中核技術は、人体だけを確実に認識することができる「次世代型人検知センサ」である。従来使用されていた人感センサでは、人の移動の際の温度変化とタイマー機能によって作動するものであったことから、人が静止している状況では高い精度で認識することができなかったので、人がいても照明を消灯してしまう誤作動が多いことから、事務所等へ導入することはできなかったという。これに対して、今回、大成建設と東光電気がが開発したセンサーは、人体が発する温度そのものを高い精度で認識することから、これまでセンサーが認識することの難しかった熱源であるPCの発熱や太陽の日照による温度変化との識別も確実にできるため、静止体も含めた人を認識することができるという。また、同システムでは多段階にわたる調光が可能であることから、制御変更の反応が速いLED照明や高効率機器を用いたオフィスに導入することによって、建物全体で約50%の地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を削減効果が見込まれるという。このシステムは、新築だけでなく既存ビルにも導入可能であり、オフィスの他にも病院や生産施設への適用もでき、更に、セキュリティや防災面に活用することが可能となっている。大成建設では、トップランナーモデルとして、ハーフ・カーボン建築を達成した「スーパーエコビル」を更に進化させ、2020年までに「ゼロ・カーボン建築」の実現を目指している。こうした最先端環境技術を適用することで、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量をマイナス55~60%は実現可能であるという。




トラックバックURL: