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01北海道地方

北海道室蘭市では鉄鋼スラグで地球温暖化の原因対策の二酸化炭素(CO2)排出量削減

 新日本製鉄室蘭製鉄所(北海道室蘭市)は北海道大学などと共同で、地球温暖化の原因対策温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減に向けて、製鉄の過程で出るこれまでは使い道のなかった鉄鋼スラグを利用した、海浜の磯焼け防止と二酸化炭素(CO2)の吸収固定による削減を図る実証実験モデル事業を、北海道寿都町と室蘭市の海浜沿岸で行うと発表した。磯焼けとは、コンブなどの海藻が海からなくなってしまう現象で、地球温暖化の原因による海水温の上昇に加えて、海水中の鉄濃度の減少などが主な原因だとされている。北海道でも寿都町沿岸の日本海や、利尻島などで海藻が生えなくなるという被害が広がっているという。製鉄の過程で出る鉄鋼スラグは、腐植土と合わせると、海中で鉄分が溶出しやすいという実験結果が出ているという。この鉄分はコンブやマクサなどの海藻類を育て、成長するにつれて海中の地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)を吸収固定する。新日本製鉄などでは、北海道の増毛町でこうした実験を行い、実際にコンブが復活して、二酸化炭素(CO2)を吸収固定した。地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減に向けた実証実験は、昨秋に伊達市と寿都町で行われる予定だったが、伊達市の漁業協同組合などと調整がつかなかったことから、代わりに室蘭市が名乗りを上げたという。同製鉄所は北海道経済産業局から地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減対策として、約1億1200万円の国庫補助金を受けるなかで、北海道室蘭市の新日本製鉄敷地内に鉄鋼スラグのブロックを生産することができる設備を完成させている。この鉄鋼スラグのブロックや人工石を海に入れて海藻を育て、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減の実証実験を寿都町沿岸では8月上旬に、室蘭市沿岸では9月末に行って検証をするという。新日本製鉄では「このモデル事業を成功させることによって、1平方メートル当たりで地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を年間17.5kg吸収する藻場をつくりたい」と話している。




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