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09栃木県
栃木県那須温泉で温泉を利用した地球温暖化の原因対策
栃木県内でも有数の温泉地、那須町は1998年の那須水害で破壊的な打撃を受けた。過去にこのような例がなかったことから、地域住民は「地球温暖化の原因による異常気象が原因ではないか」と考えたのがきっかけとなって、地球温暖化の原因対策に取り組む地域協議会を立ち上げた。協議会では、那須町の資産である温泉から使われずに捨てられているエネルギーを地球温暖化の原因対策の観点からも有効活用しようと取り組んでいる。那須温泉の源泉から沸き出した直後の熱や使用後に捨てる温泉の熱を、シャワーなどに使う水道水を温める熱源に活用したり、暖房や道路の融雪に使用したりしている。さらに、灯油や重油を使い地球温暖化の原因となる温室効果ガスの二酸化炭素を排出するボイラー設備のかわりに、化石燃料に依存することのない那須温泉の廃湯や放熱を利用したヒートポンプを導入するなどの取り組みを進めている。栃木県には「湯本」「湯元」という地名が沢山あり、テレビの旅番組や雑誌などで紹介されている知名度の高い温泉もたくさん存在しており、栃木県内はもちろんのこと栃木県外からも多くの人たちが集まる温泉地となっています。その温泉の余熱、廃湯を利用し地球温暖化の原因となる温室効果ガスの二酸化炭素CO2を削減に取り組むことは、他の地域にある「温泉」の取組みとしても拡げられる、同時に旅行に訪れた人たちへ「地球温暖化の原因防止」をアピールすることも可能になっている。「将来は1万tの地球温暖化の原因となる温室効果ガスの二酸化炭素CO2を削減できる環境を構築したい」という夢もあるといい、それを実現するための取組みを現在進めているところだという。
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