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38愛媛県

愛媛県立上浮穴高等学校で地球温暖化の原因防止に寄与する地産地消運動

愛媛県にある高校が地球温暖化の原因防止に寄与する地産地消運動に取り組んでいる。愛媛県立上浮穴高等学校がある愛媛県久万高原町は、西日本最高峰の石鎚山の麓にある小さな山間の町だ。主要産業である久万林業は、強度が高く、良質なスギ・ヒノキを生産していることで全国的に知られている。しかし、輸入木材の増加、木材価格の低迷、林業従事者の高齢化により、放置森林が多くなり、森の持つ環境保全能力が失われている。また、農業においても高齢化が進み、耕作放棄地も増えているのが現状だ。そこで、愛媛県立上浮穴高等学校 森林環境科では、地球温暖化の原因防止に寄与する取組みとして、久万材の植林・利用促進と幻の久万大豆栽培による木材と農産物の地産地消運動に取り組んでいる。木工品製作、久万大豆の普及活動や交流会など地球温暖化の原因となる温室効果ガスである二酸化炭素CO2削減を目標に愛媛県内はもちろん全国に発信していきたいと考えているという。先人が守ってきたふるさとの山をこれからも残していくため取り組んでいる。愛媛県立上浮穴高等学校は、愛媛県代表の地球温暖化の原因防止対策の選考会において、郷土ヒノキ品種「神光2号」及び「久万大豆」という木材と農産物の地産地消をアピールし、生徒を中心とした地道な活動と地域との活発な連携により、温暖化の原因対策を地域で実践し、地球温暖化の原因となる温室効果ガスである二酸化炭素CO2を実際に削減する取組として、愛媛県代表を勝ち取った。間伐材利用だけにとどまらず、栽培が途絶えていた幻の「久万大豆」を復活させ、栽培から加工までの地域ぐるみの普及啓発が、特に評価された。愛媛県の久万高原町という、人口約1万人の林業を中心とした町にある高校だが、木材と農産物の地産地消運動は、地元の地域振興にも一役かっているとともに、イベントや出前授業など、さまざまな事業を通じて、地域を丸ごと巻き込み、まちづくりの拠点としての役割も果たしている。若さ溢れる彼らの活躍が、愛媛県地元で評価され、地球温暖化の原因対策、まちづくりに活かされ、その環が着実に広がっている。




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