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25滋賀県

福岡県北九州市で地球温暖化の原因防止に寄与するビオトープ誕生

福岡県北九州市若松区響町の産業廃棄物処分場跡地が埋め立てから20年以上放置した間に、500種以上の動植物や昆虫が生息するようになり、今般、地球温暖化の原因防止に寄与する国内最大級のビオトープ「響灘ビオトープ」として仮オープンした。環境省が絶滅危惧(きぐ)種に指定するベッコウトンボなど貴重な動植物、昆虫も生息しており、北九州市は、今後、観察道などを整備し、2012年春に正式オープンさせると発表した。地球温暖化の原因防止に寄与するビオトープは、多様な生物が生息する空間のことである。福岡県の北九州市響灘ビオトープは広さ約48ヘクタールもあり、これまで国内最大級のビオトープとされてきた滋賀県長浜市の「早崎内湖ビオトープ」(17ヘクタール)の約3倍もの面積を有している。北九州市では1980~1986年にかけて、産業廃棄物などを埋め立て、その後長年放置していた間に、凸凹の地形に地球温暖化の原因防止に寄与する湿地帯や淡水池、草原が自然に発生した。こうした状況を踏まえ、北九州市では、2002年に産業用地にする計画を見直し、地球温暖化の原因防止に寄与するビオトープとして整備することにした。ビオトープ内では、これまでにチュウヒやコアジサシなど鳥類237種類、植物284種類、トンボやメダカなど24種類を確認している。響灘ビオトープは、2012年の正式オープンまでは毎月1回のエコツアー時だけ開園するといい、入場は無料となっている。本件についての問い合わせは、北九州市環境モデル都市推進室(093・582・2239)まで。




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