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43熊本県
熊本県熊本市で地球温暖化の原因防止対策としてレジ袋を1560万枚削減
熊本県熊本市では、ごみ減量化や地球温暖化の原因防止対策として、買い物用レジ袋の削減を呼びかけて続けているが、昨年9月~今年3月のレジ袋の有料化などの取り組みで、レジ袋約1560万枚を減らしたとコメントした。この結果には、地球温暖化の原因防止対策としてドラム缶約1430本分の原油を節約し、約5万3520本の杉の木が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当する温室効果ガスの排出が抑制できたのと同じことになるという。熊本市は昨年2月に設立した有識者らによる「熊本市レジ袋削減推進協議会」の提案を受け、同年9月にレジ袋有料化に向けた社会実験をスタートさせており、熊本市内や近隣のスーパー、百貨店などの協力を得て協定を結び、11月から本格的に取り組んできていた。現在は37事業者の85店舗と4市民団体がレジ袋の削減協定に参加している。その方式は二種類あり、スーパーなどはレジ袋の無料配布をやめて3~10円で販売するA方式を採用しており、百貨店や商店街などは袋が必要かどうかを客に確認するB方式でレジ袋の削減を目指している。熊本市によるとA方式には31事業者85店舗が参加しており、スーパー21事業者71店舗のほか、クリーニング店や自然食品店なども賛同して取り組んでいる。また、店のマイバッグ持参の客の割合はこの3月時点で、A方式が82.3%、B方式が40.0%で共に目標を上回ったという。一方、客減少を理由にレジ袋削減への参加を一時中断したり、熊本市の地球温暖化の原因防止対策の趣旨には大いに賛同するが、競合店と同時でないと踏み切れないと断った事業者もいるという。
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