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地球温暖化のメカニズム

地下湧水や地中熱を利活用したヒートアイランド対策技術

 地下水や地中熱を利活用したヒートアイランド対策の効果の把握と、対策実施による地下水・地盤環境への環境影響への評価を行う実証事業を平成18年度から実施している環境省は、事業対象案件を20年3月20日まで募集することにした。
 ヒートアイランド対策で水を活用することについては、16年3月に決定した「ヒートアイランド対策大綱」にも盛り込まれており、水源として地下湧水を利活用することが注目されている。
 ただし、地下湧水利活用にあたっては、地下水の状況や地盤沈下の発生に配慮する必要があり、また、ヒートポンプなどで地中熱を熱源として利用する場合にも、現在十分に把握されていない、地盤環境への影響について知見を収集する必要がある。
 応募対象となるのは、都市化に伴うヒートアイランド現象が顕在化している地域の地方公共団体に設置された連絡会など。環境部局、対策実施部局、施設管理者、機器設置者、計測解析者などを統括して調査を進めることができることが条件。
 対象となるヒートアイランド対策は(1)地下水・地下湧水を環境中に放出して気化熱を利用する「地下水等活用型」技術(採択予定案件1件)か、(2)地下水を循環利用して地中熱を利用する、あるいは熱媒体を通じて地中熱を利用する「地中熱利用型」技術(採択予定案件3件)。
 事業案件に採択されると、「地下水等活用型」700万円、「地中熱利用型」1,100万円をそれぞれ上限として、観測や評価のために必要な費用を環境省が負担する。
 応募する場合は、申請書類を20年3月20日17:00(必着)までに提出する必要がある。応募は郵送・信書便、FAX、電子メールで受付けており、宛先は環境省水・大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室クールシティ推進事業[地下湧水活用型・地中熱利用型]担当(住所:〒100-8975東京都千代田区霞ヶ関1-2-2、FAX番号:03-3501-2717、電子メールアドレス:mizu-chikasui@env.go.jp)




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