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地球温暖化のメカニズム

グレンイーグルズサミットの成果を受けた第3回「気候変動」対話がドイツで開催

 2007年9月10、11日の両日、ドイツ・ベルリンで「気候変動、クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する第2回閣僚級対話」が開催された。
 この会議は、05年の英国・グレンイーグルズでのG8サミットの合意文書「気候変動、クリーン・エネルギー、持続可能な開発」を踏まえた対話をG8各国と主要新興経済国(G20)が実施するために、05年11月に開始、2006年10月にメキシコ・モンテレーで2回目の会議が開催されている。
 今回の第3回会合は、ドイツ政府の主催のもと、主要エネルギー需要国約20か国のエネルギー・環境担当大臣、世界銀行、国際エネルギー機関(IEA)、GLOBE国際議員連盟、持続間可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)の幹部らが出席。
 (1)気候変動に対応するための技術ポテンシャルに関する議論、(2)気候変動関連投資を拡大するための方策に関する議論、(3)2013年以降の国際的枠組み関する議論--の3つの議題について議論された。
 (1)に関しては、気候変動に対応するたに各国政府が明確な政策方針を示し、研究開発の推進等に関して大きな役割を果たすべきとの点やエネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの開発導入について意見の一致が見られた。また、炭素隔離貯留技術(CCS)の重要性についても多くの意見が出された。
 (2)に関しては、気候変動関連投資に民間資金を有効に活用するための炭素市場の重要性について議論がなされた。
 (3)に関しては、先進国と途上国の双方に衡平な枠組みの形成が重要である点で意見の一致をみた。また、12月にパリで開催予定のCOP13において2013以降の枠組み形成に向けたプロセスを開始するべきであるとの意見が多く出された。
 最後に日本側の代表として桜井環境副大臣から、気候変動に関する国際交渉における本対話プロセスの役割と重要性と来年のG8(洞爺湖サミット)の議長国として本プロセスへの期待が述べられた。
 なお、次回第4回の対話は来年3月に千葉県において開催される予定




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