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地球温暖化のメカニズム
クリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト6件
経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト6件が、平成19年5月28日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
今回承認されたのは、住友商事(株)が申請した(1)中国福建省屏南県での発電機容量50MW規模の水力発電プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で11.3万トン)、(2)中国福建省福安市での発電機容量24MW規模の水力発電プロジェクト(同:5.9万トン)、(3)中国・中国青海省海北蔵族自治州での合計容量25MW規模の水力発電プロジェクト(同:9.6万トン)、(4)甘粛省定西区での複合型水力発電所改修・拡大プロジェクト(同:22.8万トン)、中部電力(株)が申請した(5)インド・カルナタカ州タラカラレ村での発電容量22MW規模の流れ込み式水力発電所建設プロジェクト(同:9.6万トン)、豊田通商(株)が申請した(6)中国・重慶市での廃熱回収発電プロジェクト(同:21万トン)。
日本としては176~181件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたる。
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