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地球温暖化のメカニズム

地球温暖化・環境問題:「クマ類出没対応マニュアル-クマが山から下りてくる-」

 ツキノワグマが2006年度に人里に大量出没したことを受けて、環境省が設置した「クマ類の出没に係る対応のあり方緊急調査専門家会合」は07年3月30日までに、「クマ類出没対応マニュアル-クマが山から下りてくる-」をとりまとめ、公表した。

 この専門家会合は、06年にツキノワグマが人里に出没した福島県、長野県、富山県での出没要因調査の実施と、クマが出没した場合の対応マニュアル策定を目的として設置された会合で、06年11月には、クマ類の生息地周辺住民や地方公共団体の鳥獣行政担当者に注意してもらいたい事項をまとめた「クマ類出没対応マニュアル(暫定版)」も策定している。

 今回まとまった「クマ類出没対応マニュアル-クマが山から下りてくる-」は、クマ類の人里への出没の背景に、中山間地域の自然・社会環境の変化などがあることを踏まえながら、「クマの出没を減らす」、「クマによる被害を減らす」、「クマの出没を減らすことで有害捕獲数を減らす」ことを目的として、地方公共団体の鳥獣行政担当者と周辺住民に向けそれぞれ、クマ類の出没への備えと対策を示したもの。

 鳥獣行政担当者向けには、「1. 出没を防ぐ」、「2. 出没を予測する」、「3. 出没への対処」、「4. 出没の教訓を活かす」、「5. 長期的対応」の5項目に分けて、クマ類の出没への対処事項を説明したほか、住民向けには、クマ類による被害を減らすため知ってもらいたい事項として、「クマ類の生態」、「人身被害防止措置(山や人里での遭遇回避措置・遭遇した場合の被害最小限化措置)」、「出没防止措置」を紹介している。

 また、資料編として、クマ対策に役立つ地方自治体のウェブページ一覧、都道府県に対するヒグマとツキノワグマの保護管理への取組みに関するアンケート調査のまとめ、都道府県別クマ類捕獲数の推移、都道府県別人身被害の推移も掲載している。【環境省】




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