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地球温暖化のメカニズム
地球温暖化・環境問題:06年度環境自主行動計画検証結果
経済産業省所管33業種の温暖化防止に関する「自主行動計画」の2006年度検証結果と、同計画の今後の課題についてのとりまとめが、意見募集を経て、07年3月26日までにまとまった。
「自主行動計画」は、主に産業部門の各業界団体がその業種での環境保全を促進するため、自主的に策定した環境行動計画。日本が京都議定書の削減約束を達成するための基本方針を示した「京都議定書目標達成計画」では、この環境自主行動計画を「産業・エネルギー転換部門での温暖化防止対策の中心的役割を果たすもの」と位置付け、計画の透明性・信頼性・目標達成の確実性を向上させるために、関係審議会で定期的な追跡調査を行うことを求めている(注1)。
今回、検証対象になった33業種の内訳は、経団連に参加している28業種(産業・エネルギー転換部門25業種・民生業務部門3業種)、および独自に業界の自主行動計画を策定している5業種(産業・エネルギー転換部門3業種・民生業務部門2業種)。
これらの業種の自主行動計画に関してはこれまで、経産省・産業構造審議会・総合資源エネルギー調査会に設けられた「自主行動計画フォローアップ合同小委員会」が毎年度、計画の進捗状況を検証していたが、06年度は環境省・中央環境審議会地球環境部会も初めて検証に参加した。
検証結果としては、33業種中21業種が目標を達成し、うち8業種が目標の引き上げを行ったことが報告されている。
また、課題としては、(1)計画の深掘り・対象範囲の拡大、(2)未達成業種の目標達成の確実性向上、(3)二酸化炭素排出量削減を一層強く意識した取組みの推進、(4)民生・運輸部門での取組み強化、(5)国内外への情報発信--などの点が指摘されている。【環境省】
(注1)検証は業種を所管する省庁ごとに行われており、06年度は経産省の33業種のほか、国交省で24業種、農水省で15業種、総務省で6業種の「自主行動計画」について検証を行った。
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