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地球温暖化・環境問題:絶滅危惧種を254種を確認 17年度「河川水辺の国勢調査」

 国土交通省では平成17年度に実施した「河川水辺の国勢調査」の結果をまとめ、19年3月19日に公表した。

 この調査は、河川の生物相を定期的、継続的、統一的に把握することを目的として2年度から実施されているもので、全国の河川と管理ダムでの生物調査、利用実態調査などが主な内容。5年を1巡として河川の生物相に関するデータを取得しており、今回で3巡めのデータが揃った。

 今回は一級108水系122河川、二級21水系21河川と96の管理ダムで生物調査を実施。日本に生息する種(注1)のうち、淡水魚・汽水魚の約69%、鳥類の約50%、両生類の64%、植物の39%、哺乳類の38%、陸上昆虫類の29%を確認した。 

 環境省レッドリストの絶滅危惧1A類(ごく近い将来に絶滅の危険性がきわめて高い種)と1B類(近い将来に絶滅の危険性が高い種)、絶滅危惧2類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている種については、16年度の164種より100種近く多い254種を確認。1A類、1B類に限っても、16年度の49種のほぼ倍にあたる計101種が確認されたことが報告されている。

 一方、外来種については、哺乳類で確認種数の約14.1%、植物で同約15.7%が外来種だったとされており、いずれも16年度(注2)の約13.8%、約12.9%より増加したことが報告されている。




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