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地球温暖化・環境問題:DME散水車の公道走行試験開始へ 次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクトが開発

 (独)交通安全環境研究所を中核的研究機関として産官学連携の「次世代低公害車開発・実用化プロジェクト」を実施している国土交通省は、天然ガスや石炭ガスなどを原料とする合成燃料「ジメチルエーテル(DME)」を利用する道路維持作業用のDME散水車を試作し、この自動車の公道走行試験を開始することにした。

 「次世代低公害車開発・実用化プロジェクト」では、DMEトラック、ハイブリッドバス、ハイブリッドトラック、圧縮天然ガス(CNG)トラック、スーパークリーンディーゼルエンジンなどの開発を行っているが、DMEトラックについては、安全・環境技術基準検討に必要な性能データ取得を目的として、現在、大型DMEトラックなどの公道走行試験を実施しているところ。

 今回新たに公道走行試験を開始するDME散水車は、公募により選定された日産ディーゼル工業(株)が製作したもので、車両総重量は約16トン、排気量は6.925リットル。搭載する水タンクは7,600リットル。

 実験は、長時間にわたる高負荷低速走行や過酷な条件下でのデータを取得するため、19年3月22日から、国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所管内で実際の道路維持管理業務に使用しながら、データを取得する予定。【




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