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14神奈川県

地球温暖化の原因でクマゼミが神奈川県藤沢市へ北上

 温暖な地域を棲家とするクマゼミがこの夏、神奈川県立辻堂海浜公園(神奈川県藤沢市辻堂西海岸)で大量に見つかったことがわかった。地球温暖化の原因によってクマゼミの生息域が北上・東進を続けていることは過去から知られているが、藤沢市内で生息が確認されたのは初めてだという。クマゼミは繁殖力が強いため、元々生息しているアブラゼミなどを駆逐する可能性もある。日本自然保護協会の指定する自然観察指導員の大谷さん(神奈川県藤沢市辻堂)がこの夏、約130匹の抜け殻を採取した。2004年ごろに神奈川県内の茅ケ崎市立茅ケ崎中央公園(神奈川県茅ケ崎市茅ケ崎)でクマゼミの大量の抜け殻が見つかった時から、茅ケ崎市境を接する藤沢市への侵入は時間の問題と考えられていた。クマゼミは西日本から東海地方にかけて生息し、北上・東進の最前線は、神奈川県平塚市、茅ケ崎両市、横須賀市南部、北陸地方の石川県金沢市あたりとされてきた。平塚市には、1990年代にクマゼミが北上してきたが、相模川を越えるのに時間がかかったという。茅ケ崎市へ入ってきた後、藤沢市でもクマゼミの雄の鳴き声は聞けたが、雄は飛(ひ)翔(しょう)力があるので一時的に越境した可能性も考えられ、生息の確認には至らなかった。「今夏の大量のクマゼミの抜け殻の発見により、雌が卵を産んで生息したことが証明された」と大谷さん。藤沢市にはアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシなど5種類のセミが生息しているが、体も鳴き声も大きなクマゼミが最も繁殖力が強いという。以上、地球温暖化の原因の影響及び被害、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)排出量削減に関する地球温暖化対策事業の現状など環境問題に関連する最近の意見やニュースである。

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