TOPページ > 90地球温暖化の原因防止の全国の取組み状況 > 25滋賀県 > 滋賀県が二酸化炭素(CO2)を削減でき地球温暖化の原因対策となるバイオ燃料を断念

25滋賀県

滋賀県が二酸化炭素(CO2)を削減でき地球温暖化の原因対策となるバイオ燃料を断念

 滋賀県は、県内に広がる水田活用と地球温暖化の原因対策温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減を目指して、ガソリンの代替燃料となるバイオ燃料としてのバイオエタノールをコメや稲わらから生産する計画を進めてきたが、バイオ燃料の導入を断念したと発表した。バイオ燃料の製造コストが割高になり、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減効果も国の基準を満たさないためだ。滋賀県は、2008年度から、稲藁と耕作放棄地など作付けされていない水田で生産する多収量米の利用について、バイオエタノール化のコスト、バイオエタノールとガソリンを混合させた燃料の製造原価、さらには、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)削減量を試算してきた。試算によると、多収量米は滋賀県の甲賀市や東近江市などで栽培することによって、年間8500キロリットルのバイオエタノール燃料の製造ができるという。しかし、稲作農家の生産費がバイオエタノールの販売収入を上回るうえ、バイオエタノール製造プラント建設に約44億円かかるほか、バイオエタノール燃料の製造原価は1リットル当たり134.9円とレギュラーガソリンの卸売価格よりも高価になる。また、稲藁は、滋賀県内で最も多い東近江市で年間2700キロリットルを製造できるが、バイオエタノール燃料の製造原価がガソリンの卸売価格を上回るという。さらに、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量は、多収量米で作ったバイオエタノールの場合、ガソリンに比べ9.8%、稲わらでは16.8%減となり、一定の二酸化炭素(CO2)排出量削減効果はあるものの、経済産業省の検討会が今年3月、バイオ燃料の二酸化炭素(CO2)排出量削減効果基準を「50%減」とする報告をまとめていることから、基準が適用されれば、多収量米や稲わらで作るバイオエタノールはバイオ燃料として認められないという。滋賀県農政課では「水田農業が盛んな滋賀県ならではの地球温暖化の原因の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減対策になると期待したが、高騰していたガソリン価格が落ち着き、食糧確保を優先するべきとの指摘もあり、当初とは社会情勢が大きく変わった」と話している。以上、地球温暖化の原因の影響及び被害、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)排出量削減に関する地球温暖化対策事業の現状など環境問題に関連する最近の意見やニュースである。




トラックバックURL: