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03岩手県
岩手県金ケ崎町は地中熱利用で地球温暖化の原因対策の二酸化炭素(CO2)排出量削減
岩手県金ケ崎町教育委員会は、改築する金ケ崎一小学校と永岡小学校に、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減と省エネルギーの効果が得られる地中熱利用の空調設備を設置すると発表した。地中熱利用の空調設備は、岩手県はもちろんのこと東北地方の学校施設でも初の設置になるという。地球温暖化の原因対策として低コストな新エネルギーを活用することによって、児童に対しての二酸化炭素(CO2)排出量削減というエコ教育の実践が期待される。小学校2校の地中熱利用の空調設備整備費用として約3千万円の設置費用の補正予算案を町議会6月定例会に提案する予定だという。地中熱利用の空調設備は、1年を通して10~15度の温度で一定している地中熱を利用し、外気を一旦地中に通してから室内に流すことで冷房と暖房の役割を果たす。こうしたことから、夏季の場合では、温度30度の外気が地中で冷やされて20度の送風が可能になり、冬季の場合では、逆に、低い温度の外気が温まってから排出されることになる。同様の能力を持った通常のエアコンの場合では二酸化炭素(CO2)排出量が年間4030kgに対して、地中熱利用の空調施設は同53kgと二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減することができる能力がある。地中熱利用の空調施設は送風機で外気を取り込み、深さ約2メートルの地中に設置された長さ約100メートルの管を通して、学校内の校長室、職員室、保健室、パソコン室に気持ちのいい風を送るという。東北大学大学院環境科学研究科の浅沼宏准教授は「地中熱利用の空調施設の運用コストはエアコンの10分の1程度の低いものになる。しかも、メンテナンスが容易で、適度な湿度が保たれた快適な風を送ることができ、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減することができる」とメリットを話している。全国に見ると、地中熱利用の空調施設は北海道の学校などで使われているという。高橋町長は「自然エネルギーを活用し、地球温暖化の原因防止対策を図りたい」と意欲を示す。以上、地球温暖化の原因の影響及び被害、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)排出量削減に関する地球温暖化対策事業の現状など環境問題に関連する最近の意見やニュースである。
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