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地球温暖化のメカニズム

食品廃棄物エタノール化で地球温暖化の原因対策の二酸化炭素(CO2)排出量削減

 地球温暖化の原因対策温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減に期待される技術として、トウモロコシやサトウキビなどの生物由来の有機資源バイオマスを原料にした再生可能燃料「バイオエタノール」がある。生成されたバイオエタノールはガソリンに混ぜて使用されるが、二酸化炭素(CO2)排出量削減に効果があるため、化石エネルギーである石油依存脱却につながる代替燃料として期待されているが、アメリカなどではバイオエタノールに利用される穀物の値段が急騰して、家畜や人間の口に入りにくくなるという地球温暖化の原因対策とはいえ皮肉な結果をもたらしている。このような状況の中、バイオエタノールを穀物ではなく、生ごみの食品廃棄物から作り出す新たな技術を新日鉄エンジニアリング(東京都品川区大崎)が日本で初めて実用化することに成功し、しかも、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量も削減することができるという専用プラント「食品廃棄物エタノール化プラント」を販売するという。これは、家庭や事業所から分別収集した1日当たり約10トンの生ごみを破砕した上で水を加え、酵素を添加して含まれているデンプンを糖化し、そのうえで、この糖を酵母で発酵させることで、約500リットルのエタノールを製造することが可能だという。生成できるのはエタノールだけでなく、生ごみに含まれる植物油や動物油から回収油も約700kg製造できるため、エネルギー回収効率が高いのも特徴だという。このプラントで処理すれば、自治体が新設設置に苦労している通常のごみ焼却炉処理施設で生ごみを焼却する必要もなくなり、さらには、焼却灰を高温で燃焼させることもないため、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減にもつながるという。同社は2005年度から5か年間にわたって、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減の研究委託を受け、「食品廃棄物エタノール化リサイクルシステム実験事業」を実施しており、福岡県北九州市の実証プラントで技術開発を進めてきた。併せて、エタノールを3%混ぜたガソリンの「E3ガソリン」も製造し、北九州市の公用車と同社の業務用車両約20台で走行試験も実施してきた結果、走行にまったく支障はなく、今般、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減可能な燃料として実用化に踏み切ることになった。日本国内では、年間約2000万トンもの生ごみが排出されているが、異物が含まれているなどの理由で現実にはエネルギー回収が難しいため、リサイクルされているのは約300万トンにすぎない。残りの約1700万トンのほとんどは、自治体の焼却炉で焼却処理されている。仮に2000万トンすべての生ごみを今回の技術で処理すれば、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減にも大いに寄与する約70万~100万キロリットルのエタノールを製造することが可能だという。また、バイオエタノールの生成にあたっては、諸外国では穀物を原料とすることが一般的だが、バイオエタノールの生産量を上げた場合、穀物価格も上昇し、人や家畜の食料として調達が困難になる。しかし、今回の新技術では、そもそも捨ててしまっている廃棄物の生ごみを利用するため、食料との競合が起きる心配もまったくない。同社では、「新技術は、地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量を削減する新エネルギー利用拡大の一翼を担うことが可能になる」と話している。同社では2011年度にもバイオエタノールの専用プラントの販売を開始し、その後3~5年の間に年間数台を販売する計画を持っている。生ごみを1日当たり60トン以上排出する人口30万~40万人以上の地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量削減に強い関心を有している地方自治体のほか、食品製造会社やスーパーなど生ごみを排出する業者を販売先に考えているという。日本のバイオエタノールの自給率は、わずか3%でしかないため、国は、国産品及び日本の技術を使って海外で製造する準国産品を合わせて、自給率を50%程度に高めることも視野に入れている。また、運輸部門では化石燃料である石油依存率がほぼ100%となっており、これを2030年までに80%まで引き下げる目標も掲げていることからも、バイオエタノールの日本国内での普及を後押ししている状況にある。今回の新技術が地球温暖化問題の切り札となり得るか注目が集まる。




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