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27大阪府
関西電力が地球温暖化の原因対策の二酸化炭素(CO2)排出量削減
関西電力(大阪府大阪市北区中之島)は、2009年度の電力量1kWh当たりの地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量(CO2排出係数)が0.265kgになると国に報告したと発表した。関西電力では、発電時に地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量が極めて少ない原子力発電設備の利用率向上や水力発電による発電量が増えたことなどから、CO2排出係数が前年度比で11%減ったという。この関西電力データは暫定値であり、正式には政府が12月上旬をめどに電気事業者別に公表することになっている。地球温暖化の原因対策の温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)排出量のCO2排出係数の0.265kgは、実際の二酸化炭素(CO2)排出量から関西電力が取得した京都議定書の定めによる二酸化炭素(CO2)排出枠などを控除した調整後の数字となっており、控除前の実二酸化炭素(CO2)排出係数は0.294kgだった。前年度では72.4%しかなかった原子力発電の利用率が77.0%に向上したことが、2009年度の二酸化炭素(CO2)排出量の低減に大きく貢献した形となっている。2009年度における実際の二酸化炭素(CO2)排出量は4161万tであり、購入した二酸化炭素(CO2)排出枠を反映すると3757万tにまで減少し、販売電力量は1416億kWhとなった。二酸化炭素(CO2)排出係数は、二酸化炭素(CO2)排出枠を反映した後の二酸化炭素(CO2)排出量を販売電力量で割って算出することになる。この計算で算出すると、前年度の排出枠を反映した後の二酸化炭素(CO2)排出量は4360万t(二酸化炭素(CO2)排出枠の反映前は5173万t)、販売電力量は1459億kWhで、二酸化炭素(CO2)排出係数は0.299kg(同0.355kg)だったという。関西電力では、2008~2012年度の5年平均で二酸化炭素(CO2)排出係数を0.282kgまで低減させる目標を持っている。2008年度と2009年度の平均二酸化炭素(CO2)排出係数は0.282kgであり、2年間では目標を達成している。今後も関西電力では、原子力発電の利用率を高めるとともに、火力発電所の熱効率向上改善、太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入拡大を図るほか、二酸化炭素(CO2)排出枠を積極的に外部から購入して目標達成を目指すという。
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