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09栃木県

栃木県が地球温暖化の原因防止のカーボンオフセット認証制度

 栃木県では、地球温暖化の原因防止として、企業や団体、個人による環境活動に対し、栃木県が独自基準で温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)削減量などを算定し認証する「とちぎカーボンオフセット制度」が今年度からスタートした。栃木県から地球温暖化の原因防止の認証を受けた企業などは社会貢献活動としてPRでき、栃木県は制度の導入で地球温暖化の原因防止への取り組みを促したい考えだ。カーボンオフセットは、経済活動などで排出した地球温暖化の原因となる温室効果ガスであるCO2を、植林や森林保護、自然エネルギーの購入などで埋め合わせる(オフセット)仕組みのことをいう。栃木県は、植林や間伐などによる森林整備や、化石燃料の代替エネルギーとなる森林バイオマスの利用、太陽光発電や風力発電などのグリーン電力の購入の3分野を対象とした。地球温暖化の原因防止のカーボンオフセットとして、森林バイオマスの利用とグリーン電力の購入を対象とするのは全国初という。森林整備の場合、栃木県内の0.1ヘクタール以上の森林内で、一定本数以上の植林をしたり、間伐や里山整備を行った企業などが栃木県に認証を申請することになる。これに対して、栃木県は現地で森林整備の状況を確認し、地球温暖化の原因となる温室効果ガスであるCO2吸収量を算定し認証することになる。また、森林バイオマスの利用では、企業などがボイラーなどの燃料に化石燃料ではなく間伐材や林地残材、チップといった森林バイオマスを使用した場合、栃木県が地球温暖化の原因となる温室効果ガスであるCO2削減量を算定し認証することになる。これらのカーボンオフセットの認証結果はいずれも栃木県のホームページで公表するという。栃木県地球温暖化対策課は「地球温暖化の原因防止対策に企業や栃木県民が参加するきっかけになれば。この制度が広がれば地球温暖化防止に役立つ」と話している。




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