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地球温暖化のメカニズム

地球温暖化の原因による津波の影響

 地球温暖化の原因による津波の影響を今回の地震から考えてみることにする。地球儀の南極と北極が経線で結ばれているように、チリ発の津波は、球面上を進むと自動的に対極点に近い日本列島へ集まりやすいという性質がある。 津波は、地震を起こした海底地形の上下変動によって発生する。M8クラスの巨大地震なら断層面は、縦横数百キロの広がりを持っている。水深5000メートルでも、断層面の広さに比べると、海水の厚みは、ごくわずかだ。だから海底での上下方向の変動は、そのまま海面まで伝わる。せり上がった海水塊は、次に沈む。この海面の上下動が津波の源だ。発生場所の海が深いほど上下に動く海水の体積が膨大になるので、津波の運動エネルギーも非常に大きなものとなる。日本の大陸棚に到達して海が浅くなると津波の速度は新幹線並みになる。海岸線ではもっと遅くなるが、それでも乗用車の速度は保っている。港の岸壁を50センチの海水で覆った程度でも、津波の流れは強いので、逃げ遅れた人は足元をすくわれる。津波は、高波とはまったく違う異質の波である。だから英語でも「ツナミ」と呼ばれて区別される。現在は地球温暖化の時代だ。地球温暖化の原因による海面上昇が心配されている。その原因は、北極の氷がとけるからではない。北極海の氷が全部とけても、海面の高さは変わらない。氷が浮かぶのは、凍ったために体積が増えて、比重が水より小さくなる。とければ、氷は元の水の体積に縮むので、海水面が上昇することはないわけだ。海面の上昇は、温度上昇で海水が膨張する結果であるという。地球温暖化の原因で水没を心配している島国にとって、津波は何より警戒すべき対象だ。




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