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地球温暖化のメカニズム

農林水産技術会議の「地球温暖化対策研究戦略」

 農林水産省は、地球的規模で加速的に進行する温暖化に対応した農林水産研究を進めていくため、「地球温暖化対策研究戦略」をとりまとめたと発表。
 同戦略は、同省の特別機関である「農林水産技術会議」(注1)で取りまとめたもの。「食料自給率の強化」、「食の安全および消費者の信頼の確保」および「地球温暖化を中心とする地球規模の環境問題」といった農政の主要課題に重点をおいて研究を進める『農林水産研究開発』のうち、地球温暖化問題に焦点を当てたものとして位置づけられる。
 技術会議内に地球温暖化対策研究推進委員会を設置し、今後5年程度を視野に、地球温暖化対策研究を進める上で考慮すべき課題等について検討を行った結果を取りまとめた。

 「地球温暖化対策研究戦略」の骨子は、地球温暖化による陸域・海洋の生態系の変動が農林水産業に大きな影響を及ぼすことを認識し、(一)地球温暖化の進行を防止するための技術開発、(二)地球温暖化に適応するための技術開発、(三)地球規模で進む温暖化問題の解決に向けた国際共同研究--の三つの課題に取り組む必要があることを提示している。

(注1)
農林水産技術会議は、農林水産省設置法による、国家行政組織法上の「特別の機関」として設置されているもので、(1)農林水産研究基本計画等の策定、(2)試験研究と一般行政部局の事務との連絡調整、(3)研究開発の状況及び成果の調査、(3)農業・食品産業技術総合研究機構等の独立行政法人に関すること、(4)都道府県、民間企業等の行う研究開発の助成、(5)研究者の資質の向上 などの任務を果たしている。会議は、平成20年5月までに608回開催されている。




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