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地球温暖化のメカニズム
339件めまでの京都メカニズム案件を承認
経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト13件が、平成20年6月18日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
今回承認されたのは、丸紅(株)が申請した(1)中国・山西省での中華人民共和国山西省太谷クリーンタイプコークス炉1万8,000キロワット廃熱回収発電プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で10.1万トン)、(2)中国四川省での四川省百花灘12万キロワット水力発電プロジェクト(同:43.3万トン)、(3)中国・湖南省での中国湖南省保源2万5,000キロワット水力発電プロジェクト(同:9.7万トン)、三菱商事(株)が申請した(4)中国 新疆ウイグル自治区での新疆開都河察汗烏蘇30万9,000キロワット水力発電プロジェクト(同:88.1万トン)、九州電力(株)が申請した(5)ベトナム・ラオカイ省でのベトナム社会主義共和国ラオカイ省 ムンフム3万2,000キロワット水力発電プロジェクト(同:8.0万トン)、丸紅(株)と東洋エンジニアリング(株)が共同実施を申請した(6)ロシア連邦Kirov州でのロシアのLLC Mineral Fertilizer Plant of Kirovo-Chepetsk Khimichesky Kombinatの硝酸生産におけるN2O削減プロジェクト(同:55.2万トン)、丸紅(株)が申請した(7)中国・湖南省での中国湖南省洞口小水力統合プロジェクト(同:2.7万トン)、(8)中国での保山朝陽4万キロワット水力発電プロジェクト(同:13.4万トン)、(9)中国・四川省での四川省芦山大川川水力発電統合プロジェクト(同:47.7万トン)、(10ウ)中国・麻陽県での麻陽県江口小水力プロジェクト(同:3.8万トン)、(11)中国・湖南省での中国湖南省清渓江水力発電プロジェクト(同:2.7万トン)、三井物産(株)申請した(12)インド・シッキム州でのジョレサンループ9万6,000キロワット水力発電プロジェクト(同:46.6万トン)、住友商事(株)が申請した(13)中国・山東省での中国山東中気化工科技有限公司の中国に於けるHFC232分解プロジェクト(同:425.0万トン)--の13件のプロジェクト。
今回の承認分までで、日本の正式な京都メカニズム承認案件数は339件、全承認プロジェクトの年平均CO2排出削減量の合計はCO2換算で12,491万トンとなった。
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