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地球温暖化のメカニズム

「脱温暖化2050プロジェクト」研究成果

 環境省と(独)国立環境研究所は、2004年にスタートした「脱温暖化2050プロジェクト」のこれまでの研究成果を、08年5月22日付けで公表した。
 「脱温暖化2050プロジェクト」は、環境省が運営する競争的研究資金「地球環境研究総合推進費(注1)」による戦略的研究プロジェクト。気候変動枠組条約の究極の目的である「温室効果ガスの大気中濃度を自然の生態系や人類に悪影響を及ぼさない水準で安定化させること」の実現をめざして、2050年までに温室効果ガスを60~80%削減する道筋を検討している。具体的な取組み内容としては、日英連携による研究の実施のほか、世界各国の研究を集大成する国際ワークショップを継続開催し、低炭素社会の実現に向けた国際的な政策形成に貢献するとしている。
 今回の成果報告は、研究プロジェクトの中核である「2050日本低炭素社会」シナリオチーム(国立環境研究所・京都大学・立命館大学・みずほ情報総研(株))」がまとめたもの。
 この研究成果は、19年2月の中間報告で示された「我が国が、2050年までにCO2の排出量を1990年比で70%削減し、豊かで質の高い低炭素社会を構築することは可能である」との結論を受けて、70%削減を実現するために必要となる具体的な12の方策を提案している。




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