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地球温暖化のメカニズム
196件めまでの京都メカニズム案件承認 CDM5件
経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト5件が、平成19年7月6日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
今回承認されたのは、電源開発(株)が申請した(1)中国四川省黒水県での発電出力55メガワット規模の水力発電プラント建設・運営プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で20.2万トン)、日揮(株)が申請した(2)中国安徽省淮北市のセメント工場での低温排熱回収発電プロジェクト(同:2.2万トン)、三菱商事(株)が申請した(3)中国広西壮族自治区柳州市の肥料・化学企業での硝酸テールガスからの亜酸化窒素(N2O)除去プロジェクト(同:93万トン)、三菱UFJ証券(株)が申請した(4)インドネシアバンテン州タンジェラン市での13.6メガワット規模の天然ガス熱電併給プロジェクト(同:4.1万トン)、関西電力(株)が申請した(5)マレーシア・ボルネオ島サバ州でのやし殻・有機廃水コンポスト化プロジェクト(同:2.9万トン)。
これらは日本としては191~196件め(注1)の正式な京都メカニズム承認案件にあたる。【経済産業省】
(注1)上記5件以外に、経済産業省と国土交通省が支援担当省庁となった、インドネシア南スラウェシ州での小規模水力発電プロジェクトが19年7月5日に承認されており、194件めのCDMプロジェクトとしてカウントされている。
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