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地球温暖化のメカニズム

閉鎖性海域の水環境改善技術

 平成19年度「環境技術実証モデル事業」で、閉鎖性海域での水環境改善技術の実証試験実施機関としてなっている宮城県、大阪府、兵庫県は、それぞれの県内で実証試験を行う技術を、19年6月8日までに選定し、環境省の承認を受けた。
 環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
 評価対象とする閉鎖性海域の水環境改善技術の内容は、宮城県では「大規模土木工事を要しない、海域に直接適用可能なアカモク藻場の再生技術で、商業化段階のもの」、大阪府では「現場で直接適用可能な底層の溶存酸素濃度向上技術、汚濁物質除去技術で、商業化段階にあるもの(過去に公的資金による類似の実証が行われた技術や、微生
物製剤や薬剤を投入する技術、大規模な土木工事を要する技術は除外)」、兵庫県では「現場で直接適用可能な商業化段階にある底層貧酸素の改善技術(過去に公的資金による類似の実証が行われた技術や、微生物製剤や薬剤を投入する技術、大規模な土木工事を要する技術は除外)」とされている。
 今回の採択されたのは、宮城県が3件の技術(名称不詳)、大阪府がマイクロアクア(株)開発のマイクロアクアシステム、兵庫県がキューヤマ(株)開発の「海底耕耘機によるマイクロバブルエアレーション」。それぞれ、3件、2件、4件の候補の中から、技術の形式的要件、実証可能性、先進性、環境保全効果などを各府県の技術実証委
員会が検討をした上で選定された。
 これらの技術は今後、技術ごとの実証試験計画を策定した後、実証試験が順次実施される見込み。




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