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地球温暖化のメカニズム
農林水産省、有機農業推進に関する基本方針を策定
農林水産省は、食料・農業・農村政策審議会が平成19年3月27日付けでまとめた答申を踏まえて、「有機農業の推進に関する基本方針」を19年4月27日までにまとめた。
有機農業は、環境との調和、消費者の需要に即した取組みとして推進することが望まれるが、農薬や化学肥料を使用する通常の農業と比べて品質・収量の低下が起こりやすい上に、一般消費者の理解がまだ十分とはいえないため、現状では限られた取組みにとどまっている。
今回の「有機農業の推進に関する基本方針」は、18年12月から施行された「有機農業推進法(有機農業の推進に関する法律)」に基づいて19年度からおおむね5年間を対象として策定されたもので、国や地方公共団体が有機農業の推進施策を総合的・計画的に講じるために必要な基本事項を定めている。
有機農業の推進・普及の目標として、(1)有機農業に関する技術の開発・体系化、(2)有機農業に関する普及指導の強化、(3)有機農業に関する消費者の理解増進、(4)都道府県での推進計画策定と有機農業の推進体制の強化--の4点を設定。
また、推進することが必要な有機農業推進施策の内容として、(一)就農、生産、流通・販売の各側面からの有機農業者支援、(二)有機農業に関する技術の開発・普及促進、(三)消費者の理解と関心の増進、(四)有機農業者と消費者の相互理解の増進、(五)生産、流通、販売、消費、技術開発・普及の各動向を把握するための調査実施、(六)国や地方公共団体以外の主体が行う有機農業推進活動の支援、(七)地方公共団体に対する国の援助、(八)関係機関・団体との連携・協力体制の整備、(九)有機農業者等の意見の反映--などが挙げられている。
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