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地球温暖化のメカニズム

地球温暖化・環境問題:130~134件めの京都メカニズム案件承認

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト5件が、平成19年4月3日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。

 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。

 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。

 今回承認されたのは、三菱UFJ証券(株)が申請した(1)フィリピンの大規模洗濯施設でのバイオマスボイラーへの切替えプロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で4.5万トン)、(2)タイのラチャテワ埋立て地での埋立てガス回収発電利用プロジェクト(同:5.2万トン)、(3)インドネシア・バンカ島での12MW規模のバイオマス発電プロジェクト(同:6万トン)、東京電力(株)が申請した(4)中国・広東省恵来県での総出力100.2MWの風力発電プロジェクト(同:17.7万トン)、丸紅(株)が申請した(5)中国福建省華安県での44MW規模の流れ込み式水力発電プロジェクト(同:14万トン)。

 日本としては130~134件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたる。




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